- 2026年5月20日(水)特集
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【インタビュー】Wリーグ2025-26表彰者 東藤 なな子(トヨタ紡織)
いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年もWリーグ公式サイト恒例企画として、表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰された選手に、2025-26シーズンを振り返ってもらいました。




Wプレミア
レギュラーシーズン ベスト5〈スモールフォワード〉 初
東藤 なな子(トヨタ紡織#8)
──ベスト5初受賞。「初」が意外ですが、受賞を聞いた時の感想は?
東藤
チームが上位に入れなかったですし、ポジションもシューティングガードとスモールフォワードの両方で起用されることが多かったからもしれません。今季はスモールフォワードに定着し、それも初受賞につながったのだと思います。
──移籍選手や外国籍選手の加入などでポジションが固定されたわけですね。
東藤
ロスターが固まって、私が3番で起用されるようになりました。ルーカス(モンデーロ)ヘッドコーチから、「シューティングガードで起用することもあるけど、メインはスモールフォワードで行くよ」と伝えられました。
──大きな目標(プレーオフ進出)を果たしましたが、シーズンを振り返っていかがでしょうか。
東藤
そうですね、プレーオフが終わった瞬間は、負けた悔しさがありました。「ファイナルに行けるかも」という感触があったので、「もう終わってしまったんだ……」と、気持ち的にカラッポになってしまいました。でも、プレーオフという舞台に立てたという感謝の気持ちが一番。この舞台は限られた人しか立てませんから、それを果たせた喜びというか、自信を抱いたまま来季を迎えられたらいいなと思います。
──実際にコートに立ってみると、景色は違っていましたか?
東藤
全然違いましたね。「ここに立てた、ベスト4」という自信はすごく大きく、これまで目指してきた舞台でもありましたから、そのラインに乗れたという感覚がありました。チーム自体の評価も上がったと思いますし、自分がやって来たことは間違っていなかったという証明になった気がします。もともとあった土台の部分に、移籍してきたメンバーや外国籍選手も加わってピースがはまった感覚、チームが成長できた一年だったと思います。
──チームを代表して記者会見などに呼ばれることが増えました。負担になる面はあるかもしれませんが、大勢の前で言葉に出すことで責任感が増したり、気持ちに変化があったりしましたか?
東藤
トヨタ紡織らしさを受け継ぎ、伝えていくのは私の役目だと思います。「ベスト4が目標です、優勝したいです」と、言葉に出していくことで、その言葉の力を自分の力に、チームの力に変えていく。決意表明することが、自信の裏づけになるというか、大きな支えになったと感じています。
──ルーカス体制3季目で、プレー面ではどういう変化がありましたか?
東藤
それまでオフェンスの部分で迷いがあったのですが、ルーカス ヘッドコーチは常に「シュートファースト」を徹底します。そのお陰で迷いがあっても攻め切れるし、シュートのバリエーションがすごく増えました。外国籍の加入によって、シュート以外の判断の部分も成長できたんじゃないかと思います。
──来季は開幕前にワールドカップがありますが、意気込みとファンへのメッセージをお願いします。
東藤
ベスト5を受賞したことはすごく光栄なことです。この賞は私一人の力ではなく、毎試合毎試合、熱い応援を届けてくださるファンのみなさまの力が上乗せされて出せたパワーがあったからこそ。また、代表を重ねてきたことで、自覚と自信を持って試合に臨めていますし、プレーもより思い切ってできる、揺らぎないものが出来上がってきた感覚があります。来季もまた一緒に戦ってくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
