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2026年5月22日(金)特集

【インタビュー】Wリーグ2025-26表彰者 山本 麻衣(トヨタ自動車)

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

今年もWリーグ公式サイト恒例企画として、表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰された選手に、2025-26シーズンを振り返ってもらいました。



Wプレミア
ポストシーズン ベスト5 3年ぶり3回目
山本 麻衣(トヨタ自動車#23)

──久々のファイナルのコートでした。プレーした感想をお聞かせください。
山本
そうですね、やはりファイナルの舞台に立てたこと、シーズンを最後まで戦えたことは何よりも嬉しかったです。

──嬉しかったその舞台は、悔しさも味わうことになりました。
山本
もちろん、負けたのは悔しいですけど、相手(デンソー)は素晴らしいチームですし、自分たちも真っ向勝負を挑むことができました。勝てるチャンスはあったかもしれませんけど、優勝チームを称えたいと思います。

──昨季の5位から、今季はファイナル進出。これはジャンプアップと言えるのではないでしょうか?
山本
メンバーはあまり変わっていませんから、本当にみんながステップアップして5位からレギュラーシーズン1位を勝ち取りました。全員で頑張って、力をつけられたのは良かったと思います。

──具体的に手応えを感じていたのはどういうところでしょうか。
山本
若いチームですけど、それを言い訳にしない。「このチームでも勝てる、やってやるぞ!」っていう気持ちがみんな強かった。そういう気持ちがベースにあり、そこから個人としても、チームとしてもまずはディフェンスのところで力がついた。そこで大きく成長できたのが要因だと思います。

──コートにいる選手が自信を持っている印象でした。キャプテンとして心掛けたことはありますか?
山本
確かに誰が出ても、一人ひとりがみんながみんな自分のプレーを発揮してくれました。今季はキャプテンとして、選手間のコミュニケーションだけではなく、選手とコーチングスタッフをつなぐ役目を意識しました。ジョイント役になろうと考えていたのです。

──その中でも、特に気を配ったことはありますか。
山本
私はシンさん(大神雄子ヘッドコーチ)との付き合いが長いですから、シンさんの考え方がわかります。また、選手の立場に立てばそれぞれの考え方があるのもわかります。双方の思いを読み取る力はあると思いますから、その持ち味を活かしながら、それぞれの表現を言い換えてみたり……「言葉としてはこうだけど、真意はこうだからね」と、思いを読み解くというか、理解しやすく伝えようと努めていました。

──優勝には届きませんでしたが、この時点で次のチャレンジへ進みます。その決め手は?
山本
最終目標はWNBA入りです。だから、そこに一歩でも近づきたい考え、お誘いを受けた『プロジェクトB ※』への参加を決意しました。これまでを振り返れば、試合に出られない頃から頑張って積み上げてきたものがあり、Wリーグ制覇やオリンピック出場というキャリアにつながりました。そこからまた、自分が飛躍するにはどうすればいいのかと考えた時、心地良い環境にとどまらずに、厳しい環境でチャレンジしていこうと。それが選手としても、一人の人間としてももっと成長できる可能性があると感じて決意しました。

──これまで支えてくださったファンの存在は大きいと思います。みなさんへのメッセージをお願いします。
山本
日本でプレーする機会は少なくなると思います、代表活動や『プロジェクトB』もそうですけど、これからは世界で戦う"MAI YAMAMOTO"を楽しみに、変わらぬ応援をいただけると嬉しいです。今後ともよろしくお願いいたします。

※プロジェクトB:世界トップクラスのバスケットボール選手たちが世界各地を転戦する新設大会。2027年4月、トヨタアリーナ東京で男女のトーナメントを開催予定。