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2012年9月25日(火)プレスリリース

開幕記者会見を行いました

昨日、第14回Wリーグ開幕に向けて、全12チームのヘッドコーチ出席のもと開幕記者会見を行いました。
各ヘッドコーチのコメントをご紹介します。

《第14回Wリーグ開幕会見 ヘッドコーチコメント》

【JXサンフラワーズ 佐藤清美ヘッドコーチ】
チームの主軸である#1大神がケガからまだ復帰できない状況の中で、昨年度主力選手であった田中、内海、諏訪、本田というメンバーが抜けて、現在は#12吉田以下の非常に若いチームになっている。この若さを全面に出したバスケットができるようにがんばっていきたい。ただ、5連覇に向けては若いチームで波があるので、ゲームを積み重ねながら最終的に5連覇を目指せるようなチームを作っていきたい。昨年度ケガで途中リタイアした#10渡嘉敷がここへきて20〜25分のプレータイムでできるようになってきたので期待したい。

【トヨタ自動車 アンテロープス 後藤敏博ヘッドコーチ】
今年はケガ人が多くなかなかチームでまとまっての練習があまりできずやや不安ではある。戦力としては変動はないが、#12矢野、#15池田のベテランがだいぶ年齢が上がっているので、できれば全てのポジションで若手、他のチームで言えば中堅どころになるのだが、#22森、#14冨崎あたりが出てきて、昨年よりプラスアルファになってくれないと、長丁場のリーグ戦は厳しいのでできるだけ多く使っていきたい。#25久手堅、#23鈴木にはしっかりチームをまとめてもらいたいと思っている。

【デンソー アイリス  小嶋裕二三ヘッドコーチ】
確かに成績自体は上がっているが、戦うたびに大きな壁を感じた昨シーズンであった。それがプレーのみならず身体、心、と見えない壁であったので、今年はまず身体を強くすることと気持ちを強く持つことを中心に練習してきた。選手については、日本代表を経験した#10藤原、#14大庭にはチームを引っ張ることはもちろんだが、日本を代表する選手になってほしいと期待している。小畑の抜けた穴は計り知れないほど大きいが、誰か一人にその役をさせるのは到底無理なので、チーム全員でカバーしようというテーマでここまでやってきた。ただ、ガードというポジションに関しては、#41伊藤、新人の#2田中、また#14大庭にも挑戦させている。この起用については出たとこ勝負でいこうと思っている。

【富士通 レッドウェーブ 藪内夏美ヘッドコーチ】
富士通というとパッシングからのアウトサイドシュート、というイメージがあると思うが、今年はインサイドもしっかり強化して、中でもファウルをもらうなどコツコツがんばっていこうと思っている。ガードの3名、#4有明、#7中畑、#10町田については誰を起用するかは決定していないが、チームをリードするガードに成長して欲しい。また、新人の#0長岡には将来的にはアウトサイドを含めたフォワードを任せたいと思っているが、当面はセンターフォワードで使っていく。得点力を十分に発揮して欲しいと思っている。

【三菱電機 コアラーズ 山下雄樹ヘッドコーチ】
昨シーズンからセンターフォワードの小林が引退して、ここを新人の#2松本に任せるつもりでいるが、開幕はU-18アジア選手権に出場するため、その穴をどう埋めようか、総力戦で行くしかないと思っている。選手についてはシューターの#3宮元、#6櫻木、またセンターフォワードとして新人の#2松本、#5池谷、場合によっては3ガードという展開もあり得るので、#45渡辺、#11佐藤に期待したい。

【シャンソン化粧品 シャンソンVマジック 木村 功ヘッドコーチ】
課題であったガードとセンターについては、即戦力の新人が入ってきたので、早期にこの2名を登用する可能性は高い。昨年はインサイドの選手がいなくてフォワードにインサイドをさせるという非常に苦しい状況であった。スタッツを見てもリバウンドが相手チームを上回ることが非常に少なく、機動力がなかなか生かせなかった。リバウンドのルーズボールは絶対条件で、それを生かすガード、ということで数値が上がってくれば機動力が生きてくると思う。インサイドでの得点も、大きく期待はできないがそこがないとアウトサイドも楽にならない。新人に多くの期待をするのは危険だが、#12三好、#21近平にはがんばって欲しい。また昨年は開幕からケガ人に悩まされたのでフィジカルの強化を重点的に心がけてきた。昨年よりは戦力的にプラスアルファになっているので、昨年より落ちることはないはず。ただしフィジカルは必ず心と連携してくるので早く今までの殻を打ち破って欲しいと選手に言い続けている。ベテランが故障を抱えながらのプレーになるので、中堅の#8藤吉、#20元山らはどちらかというとまじめにプレーするタイプであるが、チームをリードするような考え方に変わって欲しいと思っている。

【新潟アルビレックスBBラビッツ 荒 順一ヘッドコーチ】
昨シーズンは8名の戦いであり、自前の選手で5対5もできない状況で戦ってきた。今年は選手も増えて12名となったが、1名体調不良でチームを離れているので実際には11名で戦うこととなる。チームが今一番苦労しているのはリバウンド。平均身長が170cmを切ってリーグで一番小さいチームになってしまった。その中で昨年は人数が少ないこともあってスタミナを気にしてかオフェンス・ディフェンスとも少し消極的だったが、今年はオフェンス・ディフェンスとももう少しコートの幅も広げたスピーディーなバスケットにしていきたいと思っている。#8岩村(元日本航空)が参加してくれたことは非常に心強い。チームのスタイルとしてスピーディーな展開にしているので本人も苦労しているようだが、大きな戦力になるだろうとは思っている。新人の#11井上や2年目の#22川上はこのスピーディーな展開によく合っているなと感じている。

【アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス 山田かがりヘッドコーチ】
昨シーズンは私自身途中からヘッドコーチを任されたので、今シーズンは自分の思うチームにできるように、技術顧問にチョン・ジュヒョン氏(元シャンソン化粧品ヘッドコーチ)、コーチに渡辺由穂氏(元富士通・日立ハイテク)を迎えてスタッフ陣を厚くして指導にあたっている。まずは守りから高めてリズムを作っていくということを徹底してやってきた。昨年の成績があるので今シーズンは思い切って戦うというところで、やらされるバスケットにならないように、選手に自主性を持たせるということを心がけて指導してきた。選手については#0佐藤、#4前田の活躍に期待したい。

【トヨタ紡織 サンシャインラビッツ 中川文一ヘッドコーチ】
自分なりの考え方でこの半年やってきたが、まだまだ浸透はされていないが、リーグ戦の中で少しずつ自分の考え方を伝えながらいいチームにしていきたいと思っている。チームとしては身長がないのでその分足を使って、と考えている。将来的には優勝を目標にしたいが、すぐには勝てないのでまずはベスト8を目標にがんばりたい。傑出した選手はいないが、たくさんの選手を使ってその選手が活躍してくれればいいと思う。とにかく今シーズンは選手も私も勉強のシーズンになると思うので、そういう中で一つでも多く白星を重ねてベスト8を目標にしてがんばっていきたい。上位チームに勝つためには自分の考え方を選手に時間を掛けて浸透させなければならないと思うので、今の時点でどのくらいできるかはわからず不安ではある。将来こうありたいということを考えながら選手に伝えていきたい。

【日立ハイテク クーガーズ 棟方公寿ヘッドコーチ】
昨シーズンはWIリーグで戦ったわけだが、私自身女子を見るのが初めてで、女性を指導するのはこんなに難しいのかと1年間悩んだ年だった。ただ未熟な部分を一生懸命こなす姿は男子よりも女子のほうが成長の度合いが見え、勉強になったシーズンでもあった。今シーズンは#31池内、#35天野という新人を獲得したが、2人とも走れるセンターなので、そこを使いながら、どこからでも得点が取れるようなチーム作りを行ってきた。少しでも多く上位チームに勝てるようにがんばっていきたい。#11野田が若手を引っ張っていって欲しい。個人的な目標として、JXの佐藤ヘッドコーチは選手時代のチームメイトであり恩師でもあるので、とにかくJXを目指して、JXを破るためにがんばりたい。チームとしては1年目、2年目の選手を多く使って、今年だけでなく先をにらんで経験を積ませることで、少しでも多く勝つ喜びや勝ち方を勉強していってもらいたいと思う。

【エバラヴィッキーズ 外山英明ヘッドコーチ】
自分はコーチとしては駆け出しなので勉強しながらがんばっていきたい。チームはケガ人が多くなかなか揃っての練習ができずに苦労しているが、まずはディフェンスからがんばって1つでも多く勝てるようにしたい。メンバーは固定せずに全員を使いながら戦っていきたい。昨年までWIリーグだったので皆さんが思うほどの選手はいないが、勝たないといい新人も獲得できないし勝つためにはどうしたらよいかを考えながら現状がんばっているところである。正直上位チームにはなかなか勝てないと思うが、試合をするたびに選手は上手になっていくと思うので練習という意味でやっていきたいと思っている。

【山梨クィーンビーズ 嶋内 誠 ヘッドコーチ】
昨年度は少ない人数であったが、今年は新人5名を加え11名の体制となった。人数が増えたことで、昨年できなかったディフェンスからオールコートに展開するスタイルが取れるようになった。特にスーパースターはいないが、昨シーズンをケガで棒に振った、ガードの#3金原には期待したい。上位チームばかりとの対戦になるが、全員が粘り強いディフェンスを最後までやりきる、またルーズボールなどの泥臭いことも、相手よりひとつでも多くポイントを取りながら戦いたいと思う。