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2014年1月16日(木)特集

【後半戦の展望 OGの目・原田裕花さん】

 後半戦の展望をOGに語っていただくシリーズ、第3回はジャパンエナジー(現JX-ENEOS)OGの原田裕花さんです。

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 今シーズンのリーグ戦は3回戦総当たりとなったため各チームそれぞれ11試合多くなっています。試合数が多くなったことで、チームの力量の差が表面化し、終盤になればなるほど、その差は歴然と戦績に現れてきます。チーム力があり、タフで修正能力のあるチームが勝ち残ってくると思います。

 皇后杯を制し、現在12勝1敗のJX-ENEOSは間違いなくベスト4に入ってくるでしょう。吉田、間宮、渡嘉敷選手の3人は他の追随を許さない圧倒的なパワーと存在感を持っています。しかし、続くシャンソン、デンソー、三菱電機、富士通、トヨタ自動車は、試合をしてみなければわからないほど、実力が拮抗していますので、現時点での戦績はあまり参考にならないのではないでしょうか。特に上位陣同士の対戦は、後半戦に集中していますから毎週順位が入れ替わるという目の離せない戦いになると思われます。その中でも、上位JX-ENEOSとの対戦をすでに終え、そのJX-ENEOSから金星を挙げている三菱電機、チームの軸になるプレーをしっかりと持ち安定感のあるトヨタ自動車が上位に食い込んでくると思います。特にリーグ優勝のチャンスを何度も逃しているトヨタ自動車は、虎視眈々と上位をうかがっていると思います。ベテラン #12 矢野、 #15 池田、 #25 久手堅選手を中心に、中堅の#22森、#2 川原、#24 栗原選手の成長、そして若手の#8 丹羽、#3 鬼頭選手が加わって、よりバランスの取れたチームになっています。「今年こそ!!」の強い思いに期待が膨らみます。

 私の注目選手は、トヨタ自動車の司令塔でありキャプテンでもある、#25 久手堅笑美選手です。切れ味抜群のスピードとトリッキーな1on1から繰り出す好アシストで、チームの武器であるスリーポイントシュートを量産させます。守っても果敢にスティールを狙うそのプレーは魅力満載です。彼女がコートにいるとトヨタ自動車のプレーに安定感が増すと同時に躍動もしてきます。彼女の輝きこそが、きっとトヨタ自動車を優勝に導くに違いありません。
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明日は最終回、ジャパンエナジー(現JX-ENEOS)OGの萩原美樹子さんの展望をお届けします。お楽しみに!!