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2014年2月6日(木)特集

【第15回Wリーグ・プレビュー/横一線】

 第15回Wリーグはセミファイナル進出4チームを巡って上位6チームが大混戦。1敗のJX-ENEOSを追って4敗がシャンソン化粧品、デンソー、富士通、トヨタ自動車と4チームが並び、それを7敗の三菱電機が追いかけます。セミファイナル進出に向けて上位チームは横一線のまま、シーズンはまだまだ中盤です。

 今節の注目チームは4位・富士通(15勝4敗)。6位・三菱電機(12勝7敗)、2位・シャンソン化粧品(15勝4敗)との連戦です。(2月8日(土)9日(日)川崎とどろきアリーナ)

 開幕2連戦で、三菱電機に連敗した富士通ですが、その後着実に白星を重ね、セミファイナル進出に向けて上位に割り込んできました。この後、まだJX-ENEOSと3試合、トヨタ自動車とも2試合残しているので、自力でシーズン1位も可能なポジションにつけています。特に三菱電機には開幕戦のリベンジを果たしておきたいところです。

 注目選手は、富士通 #3 石川。日本体大出身の28歳。センター・ #12 篠原の故障もあって苦戦している富士通インサイド陣を #0 長岡と共に支えています。全試合ベンチスタートで1試合平均11分と出場時間は短いものの、出場すると着実に得点し、今季は自らのキャリアハイとなるシーズン100得点をマークしました。1分当たりの得点は、エース長岡(0.54)に次ぐ数字(0.47)で、富士通の隠れた得点源です。
 対する三菱電機には #24 王、シャンソンには #22 河村と、ともに大型センターがいますから、長岡と共に石川のインサイドでの頑張りが勝敗を分けそうです。

 横一線の中から抜け出すのはどのチームか?それともどこかが脱落してしまうのか?1試合も気を抜くことができません。是非、お近くの試合会場まで足をお運びいただき、寒さを吹き飛ばす熱い戦いをご覧ください。

(写真は富士通 #3 石川麻衣選手)