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2014年4月16日(水)試合情報

第15回Wリーグ プレーオフ・ファイナル記者会見 選手のコメント

プレーオフ・ファイナル開催に先立ち、両チームのヘッドコーチ・選手出席の下、記者会見を行いました。
選手のコメントを掲載します。

【JX-ENEOSサンフラワーズ 新原 茜 選手のコメント】

——最初に、セミファイナルの振り返りとファイナル出場を果たされた感想をお聞かせください。

 セミファイナルは2連勝できたことはすごく良かったと思いますが、レギュラーシーズンを通してもそうなんですが、ターンオーバーが多い試合が結構あるので、ファイナルではそういうところを修正しつつ、自分はディフェンスから走るバスケットを目標としてやっているのでそれをもっと追求できるようにしていきたいと思います。

——相手チームは、デンソーとなりましたが、ポイントガードとして、どのような展開に持ち込みたいとお考えでしょうか。オフェンス面、ディフェンス面それぞれお聞かせください。

 オフェンス面では、1番から5番まで走れる選手がそろっているので40分通して走りきって私たちのバスケットができれば結果はおのずとついてくると思います。ディフェンス面ではデンソーさんの髙田選手や藤原選手、その他の選手でもシューターがそろっているので、そこをいかに守れるかだと思います。

——吉田選手がケガをして以降、キャプテンとしてもプレー面でも負担が増していると思いますが、そうして迎えたこのファイナルに向けての思いを聞かせてください。

 途中吉田がケガをして不安がなかったかと言えば嘘になりますが、やはりいるメンバーで戦わないといけないという気持ちの方が強いですし、私自身「吉田がいなかったから勝てなかった」という言葉を言われたくないですし、「吉田がいなくても勝つ」という気持ちは吉田がケガをしてからの方が強くなったので、このファイナルは私自身にとっても自分との戦いでもあります。最後は笑えるように出だしから強い気持ちを持ってプレーしたいと思います。


【JX-ENEOSサンフラワーズ 渡嘉敷 来夢 選手のコメント】

——最初に、セミファイナルの振り返りとファイナル出場を果たされた感想をお聞かせください。

 セミファイナルでは個人的にはオフェンスリバウンドが全く取れていませんでした。もう少しアウトサイドの選手がシュートを打ちやすくなるようにリバウンドを取るという課題ができたので、それをファイナルに向けてやっていきたいと思います。また、ファイナルに行くからには絶対に優勝したいと思います。

——リーグ6連覇、また今シーズン2冠を目指すこのファイナルを戦うにあたって、チームとしてのポイント,ご自身としてのポイントはどこになると思われますか?

 チームとしては今までやってきたことをしっかりと試合で出すということと、みんなでディフェンスをしっかりやって、そこでリバウンドを取ってブレイクにつなげていくということだと思います。個人的には積極的に点を取りに行くということと、ディフェンスでもオフェンスでもリバウンドを取るという自分の仕事があるので、それをしっかりとやりたいと思います。

——髙田選手のすごいなと思っているところと警戒しているところを教えてください。

 デンソーの中心と言ったら髙田選手という印象が強いのですが、中もできて外もできるというイメージが個人的には強くて、中で「守ったぞ!!」と思った時に外から決められて、「ここからの距離だったら入らないだろう」と思うところから決められて、ということが多いです。また、ボールを持ったシュートフェイクに引っかかってしまうので、そこは自分も見習いたいところだなといつも思っています。(自分が負けないと思うところは?)身長では負けません。プレー面では・・・気持ちも負けないです!! 「負けない」という気持ちを持って頑張ります。


【デンソーアイリス 藤原 有沙 選手のコメント】

——最初に、セミファイナルの振り返りとファイナル出場を果たされた感想をお聞かせください。

 セミファイナルでは第1戦で準備してきたことを出し切れなかったということがあったので、ファイナルでは準備してきたことを出し切れるようにしていきたいと思います。

——ファイナルの対戦は百戦錬磨のJX-ENEOSとなりました。キャプテンとしてどこをポイントにチームを組み立てたいと思っていますか。オフェンス面、ディフェンス面それぞれお聞かせください。

 オフェンスでは、簡単にインサイドではプレーさせてもらえないと思いますが、それでもインサイドでプレーするところはしなければなりませんし、アウトサイドとバランスよく攻撃していかなければならないと思っています。ディフェンス面では、セカンドチャンスをやられるのがダメージが大きいので、それを防ぐためにディフェンスリバウンドをいかに取っていくかが大事になると思います。

——昨日勝ち切って素晴らしい試合でした。このセミファイナルは得るものが多かったと思いますが、どのようなことを得たかを教えてください。

 チームとして全員で戦うということに関して、一人一人の役割を全うできたというのがあるので、その部分に関しては自信がついたというか、整理ができたというのがあると思います。個人的にはこのセミファイナル3戦は出来としてはよくなかったので、ファイナルまでにはしっかり準備したいと思います。


【デンソーアイリス 髙田 真希 選手のコメント】

——最初に、セミファイナルの振り返りとファイナル出場を果たされた感想をお聞かせください。

 セミファイナルは一つ目を落としてから2戦、3戦を勝ち切れたことがデンソーにとっていい経験となりました。そこで勝ち切れたことを自信として、この勢いを殺さないようにしっかりと準備してファイナルに挑みたいと思います。

——昨シーズンはケガで棒に振り、今年こそはという意気込みは大きかったと思います。髙田選手にマークが集中する中、このセミファイナルもそうでしたが、ここまでのシーズンを通して大活躍を見せられています。しかし、ファイナルはチームにとっても髙田選手にとっても未知の領域となります。ご自身としての課題や目標、チームとしての課題や目標を挙げていただけますか。

 初めての経験でもあり、先ほどヘッドコーチが言われたように自分たちも実感がわいていない状況なのですが、まずはこの大舞台を経験することがチームにとってもこれからのデンソーとしてとても大事な時となると思うので、その経験をしっかりと後悔なく味わいたいと思います。個人としてはJX-ENEOSさんと戦うときはファウルが混んでしまうので、できるだけファウルをしないように戦いたいと思います。

——渡嘉敷選手のすごいなと思っているところと警戒しているところを教えてください。

 渡嘉敷選手は高さもありますし、走れますし、いろいろな面ですごいなと思います。さらに、結構頭がいいというか、やるべきところでしっかり仕事をしたり、チームの状況によって何をしなければいけないかということがすごくわかっているという、状況判断力やバスケット勘があると思います。技術だけでなくそういった面でも抜けているという印象があります。学校の勉強はあまりできませんでしたけど(笑)、頭がいいなと思います。個々のマッチアップでは正直勝てるところはないと思っていますが、チームとしての戦いになれば、合わせなどでノーマークからチャンスを作るというところで戦うことができるのではないかと思っています。

——昨日勝ち切って素晴らしい試合でした。このセミファイナルは得るものが多かったと思いますが、どのようなことを得たかを教えてください。

 細かいことよりも、あまり経験のないこのチームが、セミファイナルという舞台で勝つことができたというのが一番の収穫だったと思います。個人的には第1戦でなかなか自分の思うようなプレーをさせてもらえなかったので、そこで自分を含め積極的に攻める気持ちを持ってプレーしたことがチームの勝ちにつながったということを一人一人理解していければ、それが収穫かなと思います。