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2016年10月21日(金)特集

第18回Wリーグ・ヘッドコーチインタビュー vol.8

開幕の4試合で、トヨタ紡織はここまで3勝1敗の成績ですが、今週末からは昨季上位チームとの対戦が続きます。改めて、シーズンへ向けての抱負をヘッドコーチインタビューにてご覧ください。

トヨタ紡織 中川文一HC
Q:最初に昨シーズンを振り返っていただけますでしょうか?
──上位チームとの対戦は歯が立たない、そんな感じでした。トランジションでやられ、ディフェンスを崩され……トヨタ自動車に1ゴール差で惜敗した試合がありましたが、それ以外は厳しい。ディフェンスが機能しませんでしたね。

Q:そこは今シーズンの改善点ということでしょうか?
──そうですね、「守って走って」という基本のところはやっているんですけど、まだ成果が出ていない。それはメンタルな部分もあるかもしれませんが、要するに指導が甘いんだと思います。これまでと同じドリルでチームづくりをしていますが、思っているほどの結果が出ていません。もっと具体的な指導を徹底しなければいけないと考えています。求めているものをわかりやすく教え込む、よりていねいに指導することでもっと力をつけられると思います。

Q:今シーズンに向けて改善をめざすところは?
──オールコートでの展開を考えていますが、そのなかでも相手オフェンスの速さを食い止められれば多少なりとも成果が出ると思っています。オフェンスもオールコートで仕掛けるというのを徹底できれば、昨シーズン以上に上位と戦える感触はあります。40分間動き回るためのスタミナは、走る練習など多めに取り入れていますからさほど心配はしていません。

Q:今シーズンのメンバーに関してはいかがでしょうか?
──長部や畠中など主力は変らないと思いますが、ここにアウトサイドの本多が入り、中川や佐藤らが安定してきました。山中もよくなっています。そこに池田が戻ってきたので選手層は厚みを増してきましたね。少し余裕を持って選手起用ができ、打つ手が増えました。

Q:対戦チームも気になると思いますが?
──それよりも、いかに自分たちのバスケットをやれるかが重要です。どんな相手でもこれまでやってきたバスケットを貫き通すことができればチャンスが出てくると思います。これまでの4年間で根っこは張りましたから、次は上に伸びていく段階にきました。今シーズンはそこを見てほしいですね。


今週末は、山梨県富士吉田で(山梨 vs. 三菱電機 ※山梨はホーム開幕戦)とのダブルヘッダー(トヨタ紡織 vs.シャンソン化粧品)となり、注目の試合となります。