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2014年10月25日(土)特集

第16回Wリーグ・ヘッドコーチインタビュー vol11

羽田ヴィッキーズ  星澤純一ヘッドコーチ

Q:ヘッドコーチ就任1年目の昨シーズンはいかがでしたか?
──練習環境は厳しい面があり、制約も多い中、「試合をこなしながらシーズンを通して強化を図る」というチーム方針を固めました。その効果はシーズン終盤に現れ、ケガ人を出すことなくチームコンディションを保てたのは良かったですね。ラストの2〜3間は上位チームに食らいつく試合ができたと感じています。
Q:パス精度を高めたチームオフェンス、チェンジングディフェンスをテーマにされていましたが?
──時間をかけてチームをつくる、その覚悟があったので焦りはありません。勝ち星こそ伸ばせませんでしたが、私が目指すバスケットをチーム全体で共有し、成長できたと思います。特にチェンジングディフェンスは効果がありましたから、今シーズンはもっと相手を翻弄できるように準備します。
Q:今シーズンも、昨シーズンの「星澤バスケット」を進化させていくのでしょうか?
──メンバーの入れ替えがあり、若手が増えましたが基本的な考え方には昨シーズンを同じ。ユニバーシアード代表の #15 落合里泉はパスセンスがあり、新人ながらチームオフェンスの中核を担ってくれるでしょう。また、 #11 森本由樹を復帰させたように、まだまだ自分の能力に気づいていない選手がいます。選手のポテンシャルは十分なので、個々の持ち味を引き出し、力が発揮できるような指導を心掛けています。「このチームで成長できた」そう実感してもらえるようなチームづくりを推し進め、もう一段高いレベルで勝負する……皆のモチベーションを高めて、シーズンに臨みたいと思います。シーズン序盤を上手く乗り切り、1勝ずつ積み上げていきます。