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2014年12月18日(木)特集

第16回Wリーグ・プレビュー/女王の見つめる先は

 第16回Wリーグは年内の試合は今週末で一旦中断、年明けの全日本総合選手権を挟んで1/17(土)から再開となります。
 
昨シーズン、リーグ6連覇を果たし、皇后杯も制して2冠に輝いた女王JX-ENEOSですが、今シーズンは開幕戦でトヨタ自動車に敗れると、その後富士通にも敗れてシーズン序盤で2敗を喫し、現在3位です。
女王にしては、調子が出ない立ち上がりでしたが、その視線はしっかりタイトルに向けられているはず。まずは皇后杯を獲得し、そのままシーズン後半に入り7連覇を狙います。

今節、JX-ENEOSは最下位の羽田との連戦です(12/20(土)、21(日) 墨田区総合体育館)。
JX-ENEOSが確実に勝利を挙げて皇后杯獲得に弾みをつけるのか? それとも、女王の不調を突いて羽田が初勝利を挙げるのか?

 注目選手は、JX-ENEOS #11岡本彩也花。昨年、一昨年とシーズン当初は故障に泣きましたが、今年はシーズン初めから順調にスタメンで全試合出場。強力なインサイド陣を擁するJX-ENEOSで、貴重なアウトサイドからのシューターとしての地位を確立しました。
対する羽田では、#14瀬崎理奈。拓殖大出身のルーキーガードです。同じチームに所属する #15 落合里泉(白鴎大)、富士通の#11篠崎澪(松蔭大)らとともに関東女子大学リーグ屈指の好選手です。シーズン序盤は故障で出遅れましたが、この3試合スタメンで出場。徐々に出場時間を伸ばしています。先日は、同期の篠崎の活躍で富士通がJX-ENEOSに土を付けました。今週末は、この二人の活躍で金星を挙げることができるのか? 注目です。

 故障した選手も懸命のリハビリを経てコートに戻り、はつらつとしたプレーを見せてくれます。不調のチームも、一人の選手の復帰で調子を取り戻すこともあるでしょう。彼女たちの一途なプレーを是非会場でご覧ください。

(写真左・羽田 #14 瀬崎理奈選手/右・JX-ENEOS #11岡本彩也花選手)