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2015年10月2日(金)特集

女子日本代表、オリンピック出場記念インタビュー vol.3

本川 紗奈生(シャンソン化粧品シャンソンⅤマジック #6)
 
Q:日本に帰ってから(チームメイト以外で)、直接、喜びの報告をされた方はいますか?
──高校の恩師に連絡しました。「よく頑張ったな、お疲れさん」みたいな感じでしたね(笑)。
 
Q:大会を振り返って、一番良かったと感じたところはどういうところでしょうか?
──ディフェンスでしょうか、チームディフェンスが上手くいったと思います。個人的には、高さのある相手(中国戦)でも、攻め込まれる前にスティールに行くなど、攻撃的な守りができました。
 
Q:オフェンスでも活躍され、高い評価を得たと思いますが?
──オフェンスは、今まで通り積極的にプレーできたことが良かったと思います。積極性が得点につながったと感じています。
 
Q:「今まで通り」というのがポイントですね?
──そうですね(笑)。キャプテンの吉田(亜沙美・JX-ENEOS)選手からも「今までいっぱい練習してきたんだから、いつも通りでいいんだよ」ってアドバイスされました。「いつも通りやらないとダメ、必要以上に考えてしまうと空回りしてしまう」そう思いながらコートに立ちました。
 
Q:吉田選手とは、合宿中からコミュニケーションがよく取れていた印象ですが?
──常に気にかけてくださって、私の中でも吉田さんの存在は大きかったです。支えていただき、のびのびとプレーできました。
 
Q:気持ちの強さ、負けん気は生まれ持ってのものでしょうか?
──そうですね、もともとの性格です。私に与えられた個性のひとつだと思っています(笑)。父からは、いつも「お前らしくやれ」って言われていましたから。
 
Q:今大会はその“お前らしく”が発揮できたわけですね?
──はい、そうです!
 
Q:予選ラウンドの中国戦や準決勝のチャイニーズタイペイ戦はヒヤリとする場面がありましたが、その時の心境はいかがだったんでしょうか?
──押し込まれた感じはありましたが、日本チームは経験豊富な選手がいますから、ここぞという時は頼りになります。途中、流れが悪くなった場面は、個々のディフェンスが悪かったり、オフェンスで慌ててしまったり……。それでも、(全員がそう思っていたと思いますが)辛くなっても「チームディフェンスで頑張ろう、自分が頑張ろう」そう考えていました。私自身、「やってやろう!」って思っていましたね。
 
Q:次の目標はリオ五輪出場ですね?
──オリンピックの切符を取るという目標は達成できましたから、次はオリンピック。出るからにはベスト8と言わず、メダルを狙って行きたいですね。そのためにもWリーグでも結果を残し、メンバーに入れるように頑張ります。