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2015年10月2日(金)特集

女子日本代表、オリンピック出場記念インタビュー vol.4

篠崎 澪(富士通 レッドウェーブ #11)
 
Q:アジア選手権連覇とオリンピック出場を決めました。少し時間が経ちましたが振り返っていかがでしょうか?
──決まった時は凄く嬉しかったです……。けど、まだしみじみ喜びを噛みしめていないですね。なんでしょうね!? 確かにオリンピックの出場権は獲得しましたが、まだ自分が出られるわけではないですし、リオ五輪の本番でメンバーに入らなければ意味がないと思っているからかもしれません。そういう意味では、「まだまだやるべきことがある」と自分を戒めているというか……。

Q:個人種目ではないですからね。ただ出場権獲得には貢献できたのではないでしょうか?──そうですね。それはありますけど、次(リオ五輪)またメンバー入りに向けて、しっかりプレーしなければならないと思っています。

Q:アジア選手権の前はユニバーシアード代表としてもプレーされましたが?
──ユニバがあって、サマーキャンプ(WJBL主催)があって、そのあとすぐに日本代表に合流しました。

Q:2つの代表に選ばれて、その間にチーム(富士通)の一員として活躍してまさにバスケ漬け。コンディションはいかがだったんでしょうか?
──本当にバスケ漬けですが、プレーヤーですからありがたいですよ(笑)。ユニバーシアード後、コンディションは悪くはなかったですが、気持ちの面は一度リセットしたというか、新たな気持ちで日本代表合宿に臨みました。オリンピックの切符が懸かっているし、チームの置かれた状況が違う。そこはかなり意識していました。より厳しい戦いになるとわかっていましたから。
 
Q:内海ヘッドコーチから求められていたのはどんなプレーだったんでしょうか?
──特に具体的な指示はなくて、「出たら思い切りやれ」と。積極的にゴールに向かってほしいと言われていました。シュートを狙って行け、とシンプルな指示です。
 
Q:うまく応えられましたか?
──う〜ん、ちょっと悔いが残るというか……。下位チームには積極的にできましたが、上位チームが相手だと消極的になってしまったというか、思い切りのいいプレーができなかったですね。チャンスを生かせず、安定したプレーができませんでした。
 
Q:自分らしいプレー、印象に残ったプレーはありますか?
──周りの方からは、セミファイナルのチャイニーズ・タイペイ戦。少し押し込まれた展開で出場しましたが、「良い流れをつくった」と評価していただきました。
 
Q:次はオリンピック出場が目標になりますね?
──そうですね。メンバー入りするには足りないところ……安定感もそうですし、シュートの確率を上げること、どんな相手でもしっかりマッチアップできるようにならなければと思っています。Wリーグではチームの優勝を目指して頑張ります!