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2015年10月29日(木)特集

第17回Wリーグ・プレビュー/火花

 第17回Wリーグは第3節を終了しました。前節まで無敗だったトヨタ紡織がシャンソン化粧品に連敗(4勝2敗)したため、無敗はJX-ENEOS(4勝0敗)のみ。今シーズンは1次ラウンド終了後、2次ラウンドが上位5チームと下位6チームに分かれます。上位リーグ5チームは5位以内に入ることが確定し、クォーターファイナル進出の権利を得ますが、下位6チームは1次ラウンドの成績は別に、2次リーグで仕切り直し、上位3チームがクォーターファイナルへ進出します。
 1次ラウンドでライバル三菱電機に連勝したトヨタ紡織は、昨年の上位5チーム(JX-ENEOS、富士通、デンソー、トヨタ自動車、シャンソン化粧品)の一角を倒せば、2次ラウンドで上位リーグに入る可能性がぐっと高まります。

 前節に引き続き、今節はトヨタ紡織が、上位リーグ進出候補の富士通(5勝1敗)と激突です(10/31(土)長野運動公園総合運動場総合体育館、11/1(日)佐久市総合体育館)。

 注目選手はトヨタ紡織 #11 川原ゆい。西南学院大学出身、2年目のガードです。昨シーズンは新人ながら全30試合にスタメン出場し、出場時間も1055分と新人ながらリーグ3位(ちなみに1位はこちらも新人の 羽田 #15 落合・1079分)。ルーキー・オブ・ザ・イヤーこそ、富士通 #11 篠崎に奪われましたが、平均アシスト(1試合平均4.07、リーグ4位)、3ポイントシュート成功率(38.96%、リーグ6位)の2部門で新人の中では最高成績を収めました。昨年は大卒新人の当たり年。ユニバーシアード代表やアジア選手権代表に名を連ねた同期の選手たちの活躍に、心に期すものがあるはずです。
 対するは富士通 #11 篠崎澪。松陰大出身のガードです。川原とは同期。昨シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝くと、その勢いのまま、ユニバーシアードとアジア選手権の日本代表に選ばれました。ユニバーシアードではキャプテンとして4位入賞の立役者となり、アジア選手権ではオリンピック出場権獲得と大車輪の活躍を見せている、伸び盛りの選手です。

 選手たちが、様々な思いを胸に火花を散らすWリーグのコート。果たして道はどちらの選手に拓けているのか?どちらのチームが上位リーグ進出への勝利を掴み取るのか?選手たちの熱い戦いに熱い声援をお願いします。

(写真左・トヨタ紡織 #11 川原ゆい選手/右・富士通 #11篠崎澪選手)