- 2015年10月30日(金)特集
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第17回Wリーグ・プレビュー/期待の若手
開幕戦でJX-ENEOSに32-70という屈辱的な大敗で今シーズンをスタートしたデンソーは、その後羽田(昨シーズン10位)、日立ハイテク(昨シーズン11位)と、下位を相手に着実に白星を積み上げて落ち着きを取り戻したようです。この4試合で1試合30分以上のプレータイムを記録したのは、#41 伊藤の1試合(10/17羽田戦・36分)のみ。登録選手が全員出場した試合も2試合あり、開幕の記憶をスクラップして、もう一度チームをビルドアップしているようです。
そのデンソーが、前節トヨタ自動車を倒したアイシンAWと激突します。
(10/31(土)今治市営中央体育館・11/1(日)高松市総合体育館)
アイシンAWにとっては、前節のトヨタ自動車に続き、ここでデンソーを倒すことができれば2次ラウンド・上位リーグ進出(=プレーオフ進出)がグッと視界に入ってきます。昨シーズン上位のデンソーと言えども、気の抜ける相手ではありません。
注目選手は、デンソー #12 赤穂さくら。昭和学院高出身のセンターです。183cmと恵まれた体格を活かしU-16、U-18日本代表の中心選手として活躍、昨年は高校生ながらアジア競技大会日本代表、今年はヤング隼代表にも選ばれた期待の選手です。ルーキーですがポジションを勝ち取って開幕から全6試合にスタメン起用され、得点(1試合平均7.5点)、リバウンド(同8.5本)でエース #8 髙田真希に次ぐ成績を挙げています。
対するアイシンAWでは #1 馬瓜エブリンに注目です。桜花学園高出身のセンター・フォワード。赤穂の1年先輩の2年目の選手です。昨年はアジア競技大会日本代表に選ばれ、赤穂とともに3位獲得に貢献しました。抜群の運動能力の持ち主で、今季先発出場は1試合のみですが、リバウンドはチーム1位(1試合平均6.33本)、得点(1試合平均11.17点)はチーム2位。シックススマンとしての役割を存分に果たしています。
どちらも2020年東京オリンピックでは代表入りする期待大(もちろんリオオリンピック出場も視野に入れているはず!!)。現役日本代表だけでなく、未来の日本代表選手を育てるのもWリーグのコートです。
未来の日本代表へ一足先に声援を送ってみませんか?
(写真左・デンソー #12 赤穂さくら選手/右・アイシンAW #1 馬瓜エブリン選手)