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2016年5月31日(火)特集

第17回Wリーグ・受賞者コメント/ プレーオフMVP

JX-ENEOSサンフラワーズの8連覇で幕を閉じた第17回Wリーグ。
本日からは各賞受賞者のコメントをお届けいたします。

プレーオフMVP
JX-ENEOSサンフラワーズ #0 吉田亜沙美 (4年ぶり4回目)

Q:4年ぶりの受賞おめでとうございます。今シーズン、特にファイナルを振り返っていかがでしょうか?
──昨シーズンとはまったく違う展開になってしまって……チームとして気の緩みがあったのかもしれません。ただ、2戦目で大敗しましたが、みんなが気持ちを切り替えられたからこそ、3戦目、4戦目はいいゲームができたと思います。あの負けに関しては、私たちもいい経験ができたと思いますし、途中から若手選手やベンチメンバーが試合に出て、それをスタートの選手たち(自分も含めて)がベンチからで見ていて、「これがJX-ENEOSのバスケットだ」と改めて気づかせてもらいました。

Q:3戦目以降の、自分たちのバスケットを取り戻せた?
──スタートを任されているのに、ベンチで眺めるしかなかったんですが、私自身、すごく感動しましたし刺激を受けました。もちろん負けちゃダメなんですけど、あれがあったからこそ優勝できたんじゃないかと思います。本当に「チーム全員で戦ったシーズン」になったなぁと感じています。

Q:本来、自分たちがやるべきバスケットがある。全員がそれを共有しているのが強みなんですね?
──2戦目を落とし、次は4戦で終わらせたいという気持ちが強かったです。JX-ENEOSは勝ち方を知っているチーム、ファイナルの戦い方も含めて経験があるのが強みです。例えば、「自分たちのプレーができない、我慢すべき時間帯」はみんなわかっています。そこで、しっかりディフェンスをし、苦しい局面を乗り切ることが大切なんです。あとは若手の成長も、今シーズンのJX-ENEOSの強みだったと思います。中でも大沼(美琴 #23)の成長がキーになりました。昨シーズンは彼女自身、プレータイムが減って歯がゆかったと思います。それでもしっかりスタートに戻って来てくれたのが私には心強かったですね。

Q:8連覇にすべてに関わっていますが、だんだん周りの期待が大きくなって、ご自身の責任も重くなっていますよね?
——それはそうですけど、あまり意識しないようにしています。連覇し続ける難しさや大変さ、辛さはここにいるメンバーにしかわからないと思っています。ただ、このチームに入った以上、それは使命だと受け止めていますし、自分が現役でいる以上、ずっと連覇を続けたい! みんな負けず嫌いなので、負けた時の悔しさや負けた時のいや〜な気分は味わいたくない、そう思っているのでまだまだ勝ちに行きますよ(笑)