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2018年3月16日(金)特集

プレーオフ最終順位を大予想!〜OGの目・萩原美樹子さん

Wリーグはいよいよ明日からプレーオフが始まります!

毎年恒例のWリーグ・プレーオフ展望HP企画「OGの眼」。
今シーズンのプレーオフは一発勝負ということで、OGの皆様には大阪行き4チームに加え全順位を4連単で予想していただきました!
挑むのは4人のWリーグレジェンド達!

ラストを飾るのは、JOMO(現JX-ENEOS)OGの萩原美樹子さんです!

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さて、いよいよこの季節なのです。今シーズンから装いも新たに、トーナメント方式ですべて一発勝負となったWリーグのプレーオフ。いや、NBAのように2戦3戦と重ねて行って、ヘッドコーチやチームが、前の試合に対して短い時間の中でどう対応しやりあっていくかを見届けるのがプレーオフの醍醐味なんじゃないかという見方、或いは、一発勝負で順位がひっくり返されてしまう可能性もあるなら、長い時間をかけて戦ってきたレギュラーシーズン(RS)のあのリーグ方式はなんだったんだという見解、トップの試合がほんの少ししか見られないという一抹の寂しさ・・・等々、今回の方式についてはもしかしたらまだまだ議論の余地は残されているのかもしれません。
 とはいえ!です。特にRS2位〜5位までの実力が非常に拮抗している今シーズン。この中から一発勝負でまずは4つに、その後はファイナルをかけて戦うというやり方はとてもスリルにあふれていて、試合の一瞬一瞬が見ごたえのある攻防になるであろうことは誰もが認めるところではないでしょうか。

 大注目したいのはクォーターファイナルの1戦目、RS4位シャンソンVマジックと5位の富士通レッドウェーブの対戦です。RSでの直接対決はシャンソンが2勝して先行したものの、シーズン途中に行なわれた皇后杯準々決勝では富士通が5点差でシャンソンに勝利、またRS3戦目も富士通がシャンソンをきっちり60点に抑えて勝利しています。つまり、今シーズン公式戦での両チームの通算成績は2勝2敗です。
またこの2チームは、スタッツ上どの項目も目立って大きく差があるところは見当たりません。つまり、戦力はほぼ互角です。
圧倒的なサイズのあるインサイドとバランスの良いアウトサイドを持つ富士通に対し、組織力と、逆にインサイドプレーヤーのアウトサイドがあるシャンソン。お勧めしたい見どころはたくさんありますが、①シャンソンのインサイドが富士通の大型インサイドを外に引っ張り出して、どれだけ精度の高いプレーができるか ②シャンソンのゾーンに対し、富士通が得点のペースを緩めずに対処することが出来るか、この2点が試合を左右する大きなポイントではないかと思います。また、経験豊富な富士通のPG町田にシャンソンのPG落合がどれだけ対抗できるか、いまやシャンソンの大エースとなったSG本川を、脚力に定評のある富士通のSG篠崎がファールをせずにどれだけ抑えられるか。このマッチアップの「やりあい」も面白いところです。
この試合の勝敗を予測するのは、至難の業です。RS後半になってチームの調子が上がってきた富士通に分があるということもできますし、2連敗を喫しているシャンソンの丁ヘッドコーチがこのまま終わらせるわけがないということもできます。それだけガチンコな試合が、装い新たなWリーグプレーオフのまさに初戦で見られることをファンとしては歓びつつ、ここはやや大胆に、今シーズンの1〜4位を以下のように予想して本稿を締めたいと思います。お楽しみのショータイム、TIPOFF!です!

1位 JX-ENEOSサンフラワーズ
2位 デンソーアイリス
3位 富士通レッドウェーブ
4位 トヨタ自動車アンテロープス