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2019年9月26日(木)特集

第21回Wリーグ HCインタビュー vol.12 (JX-ENEOS:梅嵜英毅)

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

Wリーグ開幕企画として、今シーズンも全12チームのヘッドコーチへ独占インタビューを敢行!
来たるシーズンに向けての意気込みや、現時点でのチーム状況に迫りました。


~伝統を踏襲しつつ独自のカラーを出す~



 JX-ENEOSサンフラワーズ【昨季優勝】
 梅嵜 英毅(うめざき えいき)ヘッドコーチ
 

 オファーを受けた際、「これは大変だぞ」と思いました。ただ、Wリーグで最高のチームですから、モチベーションはぐっと上がりましたね。佐藤清美監督が築き上げてきたスタイルを踏襲しつつ独自のカラーを出していきたいなと思います。

 もともと選手たちのことはよく知っていたので、チームづくりは特に問題ありませんでした。直前まで日本代表活動に参加していて不在の選手がいますが、その様な状況もコーチ、トレーナー、スタッフ陣はこれまでに培ってきた経験を活かして、コミュニケーションをとりながらチームづくりに取り組んでいます。

 外から見ていたチームの強みはディフェンスからのブレイク。相手が疲れてきた時に頑張って走る、走り切れるというのは日々の練習の賜物です。また、“スーパーエース”#10渡嘉敷の存在は大きいですが、そこに頼り過ぎるとマイナスになることもあるかもしれません。そこは気をつけて指導しています。いろいろな意味で周りの底上げ、レベルアップ、スキルアップに努めたいと思います。

 チームで強化を続けてきたメンバーと代表組のコンビネーションについては不安が残りますが、そこは仕方ありません。何とか間に合わせて、開幕からの1カ月をうまく乗り切ることができればと考えています。そのためにも、昨シーズンから活躍している選手には今まで通りのプレーを期待していますし、そこにルーキーの#2奥山らがどう絡むかというのは楽しみでもあります。#5藤本ら若手選手たちの成長もしっかり感じ取っているので、あとはコンビネーションの精度を高めること。私自身、ディフェンス重視で指導してきましたし、その中で、常に「自分で考えて、自分で動く」という状況を想定しながらプレーするように求めてきました。日本一のチームですが、新戦力と経験のある選手たちの融合がテーマのひとつで、それが私のミッションだと思います。

 これまでの伝統を継承し、それに恥じぬような戦いをしてきたいと思います。プレッシャーはありますが、自分にとっても久々のWリーグですから、良い意味で緊張感を楽しみつつ、プラスに変えながら頑張りたいと思います。



▼梅嵜 英毅HC プロフィール
https://www.wjbl.org/headcoach/?rs=548&ci=17

▼JX-ENEOSサンフラワーズ チーム情報
https://www.wjbl.org/team/?bid=8