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2020年4月30日(木)特集

第21回Wリーグ表彰者【スティール】渡邉亜弥(三菱電機)

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

Wリーグ公式WEBサイト恒例企画!
第21回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者へ独占インタビューを敢行!
今シーズンの活躍の裏にあったそれぞれの想いに迫ります。

本日お届けするのはこちらの選手です!

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第21回Wリーグ リーダーズ表彰者インタビュー



「オフェンス機会を増やすためのスティール」

リーダーズ【スティール】部門
第1位・計39本(Avg.2.44本)
渡邉 亜弥(わたなべ あや)
(三菱電機 コアラーズ #45)
※3年ぶり3回目の受賞

──3年ぶり3回目の受賞です。個人賞を目指しているわけではないと思いますが、スティールというプレーへの意識は高いのではないですか?

「“前も受賞していたんだ”っていう感じです。チャンスがあれば、もちろん狙おうとしますが、数字を伸ばそうという意識ではないですね。自分たちのオフェンスの機会を増やすこと、すぐにオフェンスにつながるディフェンスをしたい、それは常に考えています。」

 

──チームのスタイルとして、スティールが生まれやすいバスケットなのでしょうか。若手の成長や、ディフェンスへの意思統一に変化がありましたか?

「そうですね、ボールマンへのプレッシャーは練習中から厳しく指導されていますし、選手同士でシチュエーションごとに会話をしています。その中で、ボールマンに当たることによってオープンパスに対してスティールできたり、そういう状況がより多く生まれたりしているのかもしれません。私が受賞したのは、ちょっと“いいとこ取り、みたいですけどね。(笑)」

 

──そこは渡邉選手もボールマンプレッシャーに行くわけですから(笑)。でも、そう考えるとスティールは個人のスキルで生まれるというよりも、チームプレーとして上手く行った結果なのかも知れませんね。

「そうだと思います。ボールマンから直接スティールするケースもありますが、チームディフェンスが効いて、誰かがボールをティップして、そこからファストブレイクにつなげることも多くありますから。積極的な仕掛けはもちろん、ディフェンスへのチームの意思統一は重要ですね。」

 

──3度目ですが、スティールのコツをつかんだとか、それを若手選手に伝授するようなことはあるのでしょうか?

「ドリブラーの背後からボールを取りに行くプレー(バックファイヤー)を仕掛けることがありますが、チームメイトの川井もそういうプレーが増えていると思います。彼女は手の長さが武器ですし、次はタイトルを獲るかもしれません。チーム練習の中で、みんながスティールを狙うプレーはやっていますから、その効果はあると思います。」

 

──確かに川井選手はAvg.1.94でリーグ4位。2人で競い合えば、チームにもプラスになりますね。
「そうなったら、負けないように頑張ります!(笑)」