- 2008年9月10日(水)試合情報
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2008年日韓Wリーグチャンピオンシップ 新韓銀行が2連覇!!
1Q: 両チームマンツーマン・ディフェンスでスタート。富士通は第1戦よりもボールコントロールがよく、#11蒲谷のシュート、#1三谷の3PTS、#45名木のタイミングの良いシュートで得点を挙げる。一方新韓銀行は相変わらず#9チョンの得点に頼る形となるが、マッチアップする#5畑がナイスディフェンスで抑える。残り4分で新韓銀行がタイムアウト。ディフェンスをプレッシャーマンツーマンに変えて対応する。残り2分、14−10で富士通がリード。ここから新韓銀行のオフェンスが威力を発揮、#9チョンの得点とフリースローで残り1分30秒には14−13。激しさを増す新韓銀行のディフェンスの前に、富士通はミスが目立ち、リバウンドも取られて16−17と逆転されて1Q終了。
2Q: 新韓銀行は#9チョンを中心にインサイドで攻撃を仕掛けるが、富士通はよく守って得点を許さない。富士通は#7船引(ま)がインターセプトから3PTS、更にはカットインからバスケットカウントをもぎ取って、残り7分33秒、22−22の同点に追いつく。一方新韓銀行はインサイドからアウトサイドへ攻撃の展開を変えて#11チンが連続3PTS、#0チョンのカットインと、残り5分で一気に22−28へと点差を広げる。しかし富士通も引き下がらず#12矢野の3PTS、#45名木のシュートで対抗するが、リバウンドでちょっとした隙を新韓銀行にボールティップされてミスをするなど、ミスで自ら水を差す。新韓銀行は#9チョンを中心にカットインや3PTSを織り交ぜてバランスよく加点し、34−45で前半を折り返す。
3Q: 両チームともシュートチャンスは作るもののシュートが入らず得点が伸びない。富士通はディフェンスを強くして、#8鈴木、#11蒲谷の連続得点などで残り3分30秒には44−53まで追い上げる。しかし新韓銀行は#9チョンが連続得点。富士通も#45名木が連続得点を挙げるが、新韓銀行は#9チョンが3PTSを決めて追い上げを許さない。残り1分13秒、50−61となるが、ここから富士通はがんばっていたディフェンスが受け身になって新韓銀行の得点を許し、50−63で3Qを終える。
4Q: 富士通はディフェンスで強いプレッシャーを掛けて何とか逆転を狙う。オフェンスでも#45名木、#8鈴木が得点を挙げて点差を詰め、残り6分16秒には63−71とするが、新韓銀行も#9チョン、#0チョン、#11ソン、#10チンと満遍なく得点を重ねて富士通に逆転の隙を与えない。5分を切ってから、新韓銀行#0チョン、#9チョンの両エースがフル回転で2分間で一気に71−86と15点差をつける。富士通もがんばりを見せ、オールコートでのプレスディフェンスからの速い展開で残り1分41秒には79−86と7点差まで追い上げて最後のチャンスに掛けタイムアウト。富士通はなおもディフェンスでプレッシャーを掛けて#8鈴木の3PTSに結びつけ4点差とするが、肝心なところで#12矢野がマッチアップの相手に抜かれて万事休す。富士通は若手のがんばりが光ったゲームであった。
コリアゲームMVPは、新韓銀行#9チョン・ソンミンが選ばれた。