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2022年11月1日(火)特集

【ゲームプレビュー/11月5、6日】それぞれがチーム力を高めて臨む全7試合は見応え十分

1156日〉
■東京羽田ヴィッキーズ vs. トヨタ紡織サンシャインラビッツ(大田区総合体育館)
■トヨタ自動車アンテロープス vs. 姫路イーグレッツ(川崎市とどろきアリーナ)
■富士通レッドウェーブ vs. 山梨クィーンビーズ(川崎市とどろきアリーナ)
■プレステージ・インターナショナル アランマーレ vs. ENEOSサンフラワーズ(CNAアリーナあきた)
■アイシンウィングス vs. 三菱電機コアラーズ(蒲郡市民体育センター)
■日立ハイテククーガーズ vs. シャンソン化粧品シャンソンVマジック(ビーラインスポーツパーク姶良体育館)
■新潟アルビレックスBBラビッツ vs. デンソーアイリス(燕市分水総合体育館)

 Wリーグは102930日の試合を経て、全14チームが4試合を終えた。

 4戦全勝はデンソー、富士通、トヨタ紡織の3チーム。31敗はトヨタ自動車、シャンソン、三菱電機で、13敗にアイシン、新潟、山梨QB、日立ハイテク、ENEOS、アランマーレ秋田、姫路と7チームが続く。そして、04敗は東京羽田となっている。

 第3週の2連戦で今シーズン初勝利を目指す東京羽田は、開幕週では富士通を相手に初戦は第1クォーターで主導権を握る展開へと持ち込んだが、第4クォーターで逆転を許し敗退。2戦目は出だしから富士通にペースを握られてしまい、連敗スタートとなった。

 続く第2週のシャンソン戦でも、2試合ともに試合序盤は奮起したものの、インサイドとアウトサイドでバランス良く攻めるシャンソンにじりじりと離される展開となり、勝利をつかむことはできなかった。それでも、軸丸ひかるや鷹のはし公歌、尾崎早弥子らが2試合を通して奮闘。バックアップメンバーの樺島ほたるや澁谷咲月も果敢にシュートを放っており、その積極性を第3週以降につなげたいところだ。

 その東京羽田と対戦するトヨタ紡織は、第2週の山梨QB戦では、2試合ともに第1クォーターこそ競った展開となったが、第2クォーター以降にリードを広げて快勝。どちらも全員出場を果たし、4連勝を飾った。

 東京羽田にとっては強敵ではあるが、ホームゲームという後押しも受け、是が非でも白星を奪いたいところだ。

 6会場で行われる第3週、川崎市とどろきアリーナでは、『トヨタ自動車vs.姫路』、『富士通vs.山梨QB』の2カードが予定されている。

 姫路は、開幕週で新潟から1勝を挙げてWリーグ初勝利を奪ったが、第2週ではデンソーを相手に大量失点での敗戦。第3週は、女子日本代表の馬瓜ステファニーらを擁し、Wリーグ2連覇中のトヨタ自動車に挑む。

 第2週でENEOSに連勝した富士通は、地元・川崎で山梨QBを迎え撃つ。ENEOS戦では藤本愛妃や赤木里帆らの活躍も光った富士通。対する山梨QBは、トヨタ紡織に2敗を喫したものの、今シーズンより移籍で加入した川端日菜子が2試合ともに2桁得点。Wリーグに復帰した2016-17シーズンから富士通には未勝利と分は悪いが、目指すプレースタイルの連動性ある動きから勝機をつかみたい。

 富士通に2連敗となったENEOSは敵地にてアランマーレ秋田と対戦。渡嘉敷来夢、宮﨑早織らを起点に連勝を狙う。

 一方のアランマーレ秋田は前週ではトヨタ自動車の前に得点が伸び悩み連敗。第3週も大型選手を擁する相手ではあるが、速さや運動量を武器に対抗したい。

 蒲郡大会では、ともに愛知県が本拠地となるアイシンと三菱電機との一戦が行われる。アイシンは、第2週で日立ハイテクに勝利し、1勝目をマーク。対する三菱電機は、31敗と白星が先行しているチームだ。

 三菱電機は4試合を終えて得点ランキング2位の渡邉亜弥や同ランキング6位の西岡里紗らがカギを握るか⁉︎ 対するアイシンは、キャプテンの酒井彩等やルーキーの峰晴寿音が得点源としてチームを引っ張る。チーム力が特長の両チームによる争いは、好ゲームが期待される。

 第2週の1戦目で今シーズン初勝利となった日立ハイテクは、その1戦目では4人が2桁得点と、どこからでも点が取れるスタイルが持ち味。第3週では、選手層の厚いシャンソンとの一戦に臨む。

 なお、シャンソンはその小池遥、谷村里佳ら主軸が安定した働き。そこに藤岡麻菜美、佐藤由璃果といったバックアップメンバーがチームを支え、高いパフォーマンスを発揮している。

 13敗の新潟も、第3週はホームゲーム開催に。その新潟に対するのは4連勝中のデンソーだ。さくら&ひまわりの赤穂姉妹に髙田真希と、高さと上手さのあるチームに対し、新潟はどう攻略するのか? キャプテンの西垂水美桜、中村華祈といった機動力ある選手たちの戦いぶりに注目したい。

 第3週を終えると、1210日の第4週まで約1カ月の試合期間が空くWリーグ。それだけに、どのチームも勝って序盤戦を終えたいところ。開幕から徐々にチーム力がアップしていることもあり、1156日の試合は、どの会場でも見応え十分な戦いが繰り広げられそうだ。