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2023年5月23日(火)特集

【interview】第24回Wリーグ表彰者・酒井 彩等(アイシン)

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第24回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰者それぞれに2022-23シーズンを振り返ってもらいました。






酒井 彩等(アイシン ウィングス #55)
リーダーズ【3ポイントシュート成功率 2658本:44.83

 

──3ポイント王に決まった時の率直な気持ちをお聞かせください。

酒井:率直な感想は、私が!? っていう感じ、「まさか」という感じです。

 

──今季は自分の役割を理解した上で、持ち味をどう発揮しようと考えていましたか。

酒井:まずチームの中心として、自分が点を取って引っ張っていかないと、というのが一番でした。オフェンスもディフェンスも全体的に引っ張っていかなければならない中で、私がボールを持つ時間が長くなります。いろいろ考えた中で、やっぱりチームに必要なところとして点を取りに行こうとした結果だと思います。

 

──シーズンが進むにつれて、手応えを感じていましたか。

酒井:そうですね、シーズン通してもシュートフォームをちょっとずつ修正していましたから、それをすることでリリースが速くなったり、少しでも空いたら打てるようになってきたなという感覚はありました。昨季と比べて確実性が上がって来たのは自信になったというか、積極的にシュートを打とうという、思い切りの良さにつながったと思います。

 

──シーズン全体を通しての感想はいかがでしょうか。

酒井:メンバーがガラッと変わって、正直、不安のほうが大きかったんです。でも、梅嵜(英毅)ヘッドコーチの意図するところ、全員でアグレッシブにディフェンスをして、全員で戦うというのを遂行できたというのは自信になりました。これは今後にもつながって行くなと感じています。

 

──3ポイントにフォーカスして、タイトルにつながった要素は何だったのでしょうか。

酒井:オープンショットというよりも、自分でドライブを仕掛けてからステップバックしてスペースをつくり、そこで3ポイントを打つ、みたいな感じでしょうか。相手がドライブを警戒すれば、その裏をかく。チームのみんなも私にボールを預けてくれたので、自分で(相手ディフェンスを)崩して、最終的にはシュートを打ち切ろうというのは意識してました。

 

──この結果を受けて、次へのステップアップ、自信につながったと思いますが?

酒井:そうですね、まだまだですけどもっとシュートを打てたらいいかなって。どちらかというと私は3ポイントが好きではなくて、レイアップシュートやジャンプシュートを狙っていましたが、それに加えて3ポイントが武器に加わったので自信になりました。ドリブルからの仕掛けだけではなくて、チームとしてスペーシングを勉強して、もっと簡単に、シンプルに打てる場面を増やしながら、思い切って打てるようになればと思います。これは私だけではなく、チームとして取り組めればと思います。

 

──来季は3ポイント+得点王、アシスト王の同時受賞を狙いに行く?

酒井:いいですね、それ、目標にします!