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2023年5月24日(水)特集

【interview】第24回Wリーグ表彰者・赤穂 さくら(デンソー)

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第24回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰者それぞれに2022-23シーズンを振り返ってもらいました。






赤穂 さくら(デンソー アイリス #12)
リーダーズ【フリースロー成功率 3943本:90.70】3年ぶり2回目

 

──3年ぶりのフリースロー成功率No.1、率直な感想をお聞かせください。

赤穂:率直に嬉しいです。自分の持ち味はジャンプシュートかなと思っているので、空いた時に決めていかないと相手のディフェンスがインサイドに集中してしまう。そこはしっかり決めていかなければと意識しています。そのプレーがあり、アタックにいってもファウルをもらえばフリースローで、その結果がつながっていると思います。
今季はオガさん(小笠原真人アソシエイトヘッドコーチ)にも、「どんどんアタックしていかなきゃダメだ」って言われていたので、ゴールアタックというのは、これまでのどのシーズンよりも意識して取り組んだと思います。

 

──コーチのアドバイスや自分の責任、役割を感じていたわけですね。

赤穂:そうですね、オガさんが戻って来て、個人練習もやってくれたので、その時にいろいろ話をしながら教わりました。

 

──ファウルをもらってフリースローラインへ行く間にどんなことを考えていますか。

赤穂:考え過ぎると入らないので、フリースローは何も考えていないです。いつも通りに、というか、自分のルーティンはレフェリーからボールをもらったらボールを回してドリブルを2回、それからセットしてシュートというのがルーティン。ここ23年で固定したかな、という感じで、今のがしっくりハマったので続けています。パーセンテージが上がったという感覚はないですけど、いつも通り打つことに関してプラスに働く感じです。

 

──今シーズンをふり返っていかがでしょうか。

赤穂:そうですね、チームがひとつになったなと思います。選手やスタッフ、あとはファンのみなさんも含めて「デンソーがひとつのチームになった」と思っています。それで、セミファイナルで負けてしまったのは本当に悔しかったですし、次に向けて、何が足りなかったかを考えていかなきゃダメだと感じたシーズンでした。
あと1つ、フリースローに関するエピソードをお話してもいいですか。私がこの賞を受賞できたのは、小学生の頃母親に、「再延長で勝敗が決まらなかったら『フリースロー勝負』になるんだよ」って言われたことがあって。フリースロー対決で落としたら負けだからねって言われ、そこからフリースローへの意識が変わりました(笑)

 

──それで、ことの真実は……!?

赤穂:本当はずっと延長戦が続きます。ローカルルールでもそんなのはありません。フリースローへの意識が高くなったのは母親の嘘がきっかけかなと(笑)

 

──では、お母さんに感謝ということですね。

赤穂:はい、そうですね。