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2024年1月10日(水)ニュース

『WKBLオールスターフェスティバル』大会レポート

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
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7日(日)、韓国・牙山市にて開催されたWKBL主催の『Wooribank Woori WON 2023-2024 Women's Basketball Allstar Festival』(以下、WKBLオールスターフェスティバル)』にWリーグの選抜メンバーが参加しました。

選手はWリーグ所属の全14チームから、各チーム1名が参加。全チームの選手が一同に介する海外遠征は初となりました。

※メンバーはこちらから(https://www.wjbl.org/topics/detail.html?id=3554

今回のオールスターではWKBLの若手選手との試合である「WKBL RISINGSTARS vs Wリーグ RISINGSTARS」(10分×2クォーター/ハーフタイム5分)や3ポイントコンテスト、スピードチャレンジに参加。Wリーグ選抜チームは、オールスター前日(16日)に現地入りし、その日はイベント会場近くにあるオニャン女子高校の体育館にて練習を行いました。

前日練習では「リアクション待ちではなくて、自分からアクションしてほしい」という伊集南ヘッドコーチ(WJBL理事)の思いから、練習中に幾度となく話し合いの場が持たれ、選手たちも自ら積極的に発信するなど、コミュニケーションを深めていきました。約1時間と短時間ではありましたが、ランニングメニューなどを含め、しっかりと翌日の試合に向けて汗を流しました。

練習後はイベントの本会場である李舜臣体育館(イ・スンシン体育館)へ移動。本番当日に韓国選手たちと披露するダンスパフォーマンスのリハーサルを行いました。リハーサルではお手本となるダンサーらの熱心な指導に選手たちも真剣な表情で取り組んでいました。

オールスター本番となった17日は、午前中に最終のダンスパフォーマンスのリハーサル。そして12時には「WKBL RISINGSTARS vs Wリーグ RISINGSTARS」のティップオフを迎えました。

試合は、序盤こそ互角の展開でしたが、森美麗選手(東京羽田ヴィッキーズ)の粘りのオフェンスリバウンドから笠置晴菜選手(三菱電機 コアラーズ)が3ポイントシュートを決めてわずかに先行すると、約1分後には再び笠置選手が3ポイントシュート。前半終了間際には鬼塚彩乃選手(日立ハイテク クーガーズ)の速攻も決まり、前半(10分)を終えて17-10とリードを奪いました。

後半、出だしに相手に追い上げられた場面はあったものの、石牧葵選手(姫路イーグレッツ)の活躍などで再び点差を広げたWリーグ選抜チーム。平末明日香選手(トヨタ紡織 サンシャインラビッツ)のスピードあるドライブからの得点をはじめ、選手それぞれがアグレッシブにプレーし、最後は4435︎で勝利をつかみました。

なお、この試合のライジングスター賞は、3ポイントシュート2本を含む8得点を奪った笠置選手が獲得しました。 

試合後は笠置選手、永田萌絵選手(デンソー アイリス)、髙橋悠佳選手(プレステージ・インターナショナル アランマーレ)が3ポイントコンテストの予選に参加。笠置選手が予選を突破し、決勝へと駒を進めました。迎えた3ポイントコンテスト決勝は、笠置選手とともに予選を勝ち抜いたイ・ソヒ選手(釜山BNKサム)、目下3連覇中のカン・イスル選手(KBスターズ)との間で争われましたが、トップバッターで高得点を叩き出した笠置選手が見事に優勝を飾りました。

また、本戦のハーフタイムには何度もリハーサルを重ねた韓国選手たちとのダンスパフオーマンスに臨んだWリーグ選抜チームの選手たち。スピードチャレンジというイベントでは、パレイ ルセアネヘイララ紀子選手(トヨタ自動車 アンテロープス)、知名祐里選手(シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)、安江沙碧梨選手(富士通 レッドウェーブ)、平末選手の4名が参加し、イベントを盛り上げていました。

「協力していただいたチームやいろいろな方のサポートがあって無事に終わることができたのでとても感謝しています」と、語ったのは伊集ヘッドコーチ。今回、試合に臨むにあたり、伊集ヘッドコーチは事前に選手に2つの『期待したいこと』を選手たちに伝えていました。

一つ目は、『刺激になって自チームに戻ったときのモチベーションにしてほしい』ということ。二つ目は、『制限の中で自分の良さを出す』ということでした。この2つを遂行する上で楽しみましょうというテーマのもと、選手たちはコート上でしっかりと持ち味を発揮。ベンチでは応援のパフォーマンスなどでも一体感を見せました。「選手たちは求められたことに対して全力でやってくれました。ファンの方々に楽しんでもらうためのダンスも一生懸命取り組んでいましたし、そういった点では人としてのスキルもレベルアップしたのではないかなと思います」と、伊集ヘッドコーチも選手たちの頑張りを称えました。

Wリーグのレギュラーシーズンの再開は223日。限られた短い時間の中でチームとしてまとまり、高いパフォーマンスを見せた選手たち。今回の遠征を機にWリーグでのさらなる活躍が期待されます。