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2025年5月26日(月)特集

【インタビュー】Wリーグ2024-25表彰者 笠置 晴菜(三菱電機)

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

今年もWリーグ公式サイト恒例企画として、表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰された選手に、2024-25シーズンを振り返ってもらいました。


Wリーグフューチャー

レギュラーシーズンMVP、ベスト5〈ポイントガード〉 初受賞

笠置 晴菜(三菱電機 コアラーズ#21)


──MVP受賞おめでとうございます。まずはシーズン全体を振り返っていただけますか。
笠置 チームとして、Wプレミア昇格もそうなんですけど、「全勝優勝」というのを最初に掲げていたので、そこのプレッシャーは、自分の中ではあったんですけど、自分たちのバスケットをしたら勝てるっていう自信もありました。そこは、どれだけチーム全員で遂行できるかいうのを意識して、練習から意識してやっていきましたし、自分も率先して思ったことをチームに伝えたり、行動で示すことは意識してやって来たシーズンだったと思います。

──ベストメンバーで戦えないような状況もあったかと思います。そういう、ちょっと苦しい局面があったからこそ頑張れた、みたいなこともあったでしょうか。
笠置 そうですね、本当に誰かが欠けていることが多かったシーズンだと思います。でも、チームとしては誰かに頼るっていうチーム構成ではなかったので、誰かがいないとダメだっていう気持ちは、全員持っていなかったです。誰かのために自分がコートに立つ時間は頑張る。もちろん、ベンチでもチームを支えるというマインドを、みんなが共有できました。

──重ねてになりますが、チーム全体としてこういうところが良かったと実感できた部分はいかがでしょうか。
笠置 ヒロさん(髙田紘久HC)のバスケットになって、今年2シーズン目だったんですけど、1年目と比べたら、崩れた時に崩れっぱなしにはならなくなったと思います。崩れても誰かが立て直して、ダメな時間帯が長引かない。そういう時間帯そのものが、前年に比べると少なくなったなって感じました。

──MVPは投票で選ばれますが、ご自身ではどこか評価されたと思いますか。自己評価ですので少し言いづらいかもしれませんけど、いかがでしょうか?
笠置 自信を持って臨めたというか、やっぱり「空いたらシュートを狙う」というのは一番に考えていました。それがチームの攻撃パターンのひとつで、チームのシュートだと思っていたので、入っても入らなくてもこれがチームとしてやるべきことだと思ってプレーしました。そこは自信を持ってどんどん出せた感じですね。

──結果的にというと昇格は果たせませんでしたが、シーズンに向けて気持ちの面などリセットはできていますか。来シーズンに向けての決意もお願いします。
笠置 プレーヤーとして、自分の武器というのは変わらないですし、どんな環境でもその強みを出していけるようにステップアップしたいと思います。そしてチームの勝利に貢献できるよう、精一杯頑張っていきたいと思います。今シーズンはたくさんの応援をいただきありがとうございました。