- 2025年5月26日(月)特集
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【インタビュー】Wリーグ2024-25表彰者 小菅 由香(三菱電機)
いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年もWリーグ公式サイト恒例企画として、表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰された選手に、2024-25シーズンを振り返ってもらいました。
Wリーグフューチャー
レギュラーシーズンベスト5〈パワーフォワード〉 初受賞
小菅 由香(三菱電機 コアラーズ#9)
──改めて振り返ってみて、どんなシーズンでしたか。
小菅 日が経つごとに、自分たちのやりたいプレーは良くなっていたなって思うんですけど、どこか個人個人で勝ちたい気持ちが強くなり過ぎていたような、チームとしてバラバラになっていたのかもしれないなと感じることがあります。
──Wフューチャーで戦う難しさというのはどのように感じていましたか。
小菅 同じチームと5試合するというのは初めての経験で、いくらアジャストしても相手からアジャストされる。やはり5試合全部勝つというのは難しいなと感じました。
──ベテランとしてチーム引っ張る上で気をつけていたところを教えてください。
小菅 まずはコミュニケーションを取るように意識していました。センター陣が若いのですが、チームとしてはセンター陣がしっかりしてくればもっと強くなると思い、意思疎通を図ったり、もうちょっとこういうプレーをしようよっていう声掛けをしたり、そういうところはかなり意識しましたね。
──ベストメンバーが組めず、苦しさもあったのでは?
小菅 そうですね、ただ誰が出ても自分たちのバスケットができるというのが強みであり、偏りとかがなかったのは良かったと思うんですけど……やっぱり、渡邉(亜弥)、根本(葉瑠乃)のベテラン勢がいないと、改めて2人に支えられていたんだなって感じました。
──その中でベスト5受賞。聞いた時の率直な感想はいかがでしょう。
小菅 「ええ、ウソでしょ。何の冗談!?」って、本当にビックリです。活躍できた、チームに貢献できたという思いがなかったので。でも、自分なりにはスコアするところ、点を取りに行かなければという意識は強かったです。あとはディフェンス、インサイドが要になりますから、臨機応変に動けるように意識していました。
──具体的な数字を目標に掲げて試合に臨むことはあるんでしょうか。
小菅 二桁得点とか3ポイント50%以上、オフェンスリバウンド5本取るという目標は設定していました。目標があるとプレーしやすいですし、スタッツを見れば反省も、自分の糧というか積み上げがなっていきますから。
──難しいチーム状況もあり、Wプレミア昇格は果たせませんでした。来シーズンに向けてはいかがでしょうか。
小菅 目標に向けてもう一度、チーム一丸となってチャレンジしなければならないという気持ちが強いです。気持ちの部分や、チームの雰囲気など、いろいろと感じたことを来シーズンにつなげたいと思います。
──かつて準優勝を経験されました。違う景色も見てきた立場ですから、気持ちの面では常に前向きなんですね。
小菅 (準優勝を)知っているからこその大変さも感じてきました。だからこそ、来シーズンは絶対にWプレミアに昇格します! もうこれが一番です。楽しく、コアラーズらしいバスケットをしたいですね。そうすれば勝利に近づける。そう信じていますし、そのためにみんなと一緒に頑張っていきたいと思います。