- 2025年5月30日(金)特集
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【インタビュー】Wリーグ2024-25表彰者 町田 瑠唯(富士通)
いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年もWリーグ公式サイト恒例企画として、表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰された選手に、2024-25シーズンを振り返ってもらいました。
Wリーグプレミア
レギュラーシーズンMVP 初/同ベスト5〈ポイントガード〉4年連続8回目
プレーオフベスト5 /プレーオフMVP 初
町田 瑠唯(富士通 レッドウェーブ#10)
──プレーオフとレギュラーシーズンでMVP受賞。今季はどんなシーズンにしたいと思っていましたか。
町田 毎年そうですけど、アシストと得点のバランスを意識していました。ただ今シーズンは、どのチームもいろんな対策をしてきて、いろんなディフェンスを仕掛けて来たので、そこへのアジャストだったり、自分のプレーメイクだったりというのは、今までとは違った大きな変化があったなと思います。
──追われる立場ですから、「相手は対策してくるだろう」と考えた上で、自分たちも相手を研究したり、対策を立てたりというのはできていたのでしょうか?
町田 相手にどんな対策をされたとしても、ある程度の選択肢を持ちながらプレーできました。新しいシステムのディフェンスを仕掛けられても、そこに対してどうやって攻めていくか、どうやって崩していくかというのは、シーズンを通してアジャストしていった感じです。
──BT テーブスHCから、今シーズンのプレーについて具体的な指示はあったんでしょうか。
町田 得点のところは言われていましたね。そこは毎年のように言われますけど、単に確率を上げるということではなく、そもそも打つ本数やリングにアタックする数を増やしてほしいと。今シーズンはそこをより強調しなければいけない立場だとわかっていたので、常に心がけていましたね。課題をクリアしなければならない状況だったんですが、それは私にとっても良いチャンス、成長につながると受け止めていました。
──積極的なプレーを何度も披露し、勝利につながるパフォーマンスだったと思います。
町田 正直、自分がそこまで(MVP受賞)良かったのかっていうのはわからないし、MVPをいただけたことにはびっくりしています。自分がもらえるとは思っていなかったので。
──投票で決まる賞ですが、どういうところが評価されたと思いますか。
町田 いや~わからないですけど……チームが優勝しましたし、レギュラーシーズンも1位。ポイントカードとして、ゲームコントロールのところを評価していただけたのかな。みんながやってくれた結果ですから、何とも言えないですけど自分が代表して受賞したというか、最年長のPGだから、みたいな感じではないでしょうか(笑)
──来シーズンは3連覇がかかります。意気込みをお聞かせください。
町田 何連覇しても気持ちはチャレンジャーのまま。もちろんチャンピオンというプライドは忘れません。他のチームもメンバーが変わったり、スタイルが変わったりするでしょうが、それは私たちも同じです。同じことを繰り返すわけではありませんから、やはりチャレンジだと思います。個人としても、チームとしてもステップアップしていきたいです。
──自信やプライドは、優勝してこそ身に付くものだと思いますか。
町田 自分に自信があるとか、自信がついたという感覚はなくて、チームとしての自信がある。チームとしての自信やプライドです。それぞれが仲間を信じている、そのことには自信がありますから、これからもみんなでチャレンジしていきます。