- 2012年2月18日(土)試合情報
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セミファイナル会見コメント
【トヨタ自動車・チョン ヘイル ヘッドコーチ】
今シーズンは全日本総合選手権、リーグ戦4戦目と立て続けにデンソーに敗れたのが本当にくやしくて、今日はどうしても勝ちたかった。この2戦の反省から、3ポイントよりも確実に得点を挙げられる#8高田選手を10点台に抑えるように守る、ということを課題にしてきたが、今日は12点ということだったので、まずまずだったのではないか。第4クォーターに入ると悪いイメージがあるのかどうしても重い展開になってしまう。今日はディフェンスで抑えられたので良かったが、そういう時こそインサイドにボールを入れることで打開するよう指示した。明日はまたそこを確認して臨みたい。
【トヨタ自動車・矢野良子選手】
今日は自分が高田選手にマッチアップすることになっていたのが、彼女は体が強いので当たり負けしないようにということは心がけていた。高田選手を乗せるとチーム全体が乗ってしまうので、簡単にボールを持たせないように、間合いを取ってシュートをさせにくくするように守った。オフェンス面では、チームで攻めるというのがトヨタの持ち味だが、逆に硬直してしまうと流れに乗れなくなってしまうので、自分でも行けるときは行こうとしていたのが得点につながったと思う。明日はデンソーも気合を入れてくると思うので、こちらも引かずに気持ちで相手に勝つというのがテーマになると思う。コート上にいる選手全員が足を止めずにフルに動きたい。
【トヨタ自動車・久手堅笑美選手】
今日は何があっても勝ちたいと思っていた。高田選手のポイントを抑えられたのが一番大きかったと思う。個人的にはマッチアップした小畑選手に自分以上の得点を取られたのが反省点。明日は相手もゾーン・ディフェンスを敷いたりなどいろいろ考えてくると思うが、自分たちは油断せずいつも通りに、自分も味方を生かすプレーで戦いたい。
【小嶋 裕二三 ヘッドコーチ のコメント】
ディフェンスでは57点と抑えられたので結果は出たと思うが、オフェンスは低調で高田が抑えられてしまったところが問題だった。インサイドが厳しいときはアウトサイドということになるが、藤原はよかったものの、大庭のところが意識しすぎたのか得点が上がらなかった。今日はボールを待っている状況だったので、明日は動いて積極的にボールを受けにいくように修正して臨みたい。
【小畑 亜章子 選手 のコメント】
今日はオフェンスで自分たち本来の動きができなかったのが敗因だった。
【高田 真希 選手 のコメント】
オフェンスではボールを持っていない人がスタンディング状態となってしまい、ボールを持っても1on1で何とかしようとしてしまったので、スクリーンを使うなどして相手を振り切らないといけなかった。自分にディフェンスが寄ってきているのはわかっているので、パッサーと自分とでもっとコミュニケーションを取ること、今日のトヨタのディフェンスは厳しく速攻が出せなかったので、明日はもっと走る展開に持っていきたい。
【富士通・岡里明美ヘッドコーチ】
前半はゾーン・ディフェンスが機能したが間宮選手のところが止められなかったので、後半はプレッシャーをかけて相手のオフェンスを封じ込められた。オフェンスも自分たちのリズムで1試合通せたので、追いつかれたところでも心配はしていなかった。今日はリバウンドがJXを上回って、これは他チームでもそのようなことはあまりないので意外に思っているが、後半マンツーマン・ディフェンスにしたことで相手にリズムよくシュートを打たせなかったことからリバウンドにも入りづらかったのかと思う。今シーズンは勝っていても逆転されたり追いつかれて接戦になったりという苦しい試合が多かったが、そのことが逆に経験として今日の勝ちにつながったのではないか。明日はゾーン・ディフェンスをどういう出し方にするのか、またアジャストするのか、今日はJXの流れが見えなかったので、相手の強みが出ないように守りたい。
【富士通・三谷藍選手】
今シーズンはなかなか調子が上がらずにチームに貢献できていなかったが、リーグ終盤からは思い切ってやろう、入らなくてもいいから打っていこうと気持ちを切り替えることができ、プレーオフに入ることができた。チームとしてはいつも出だしが悪いのでそこが課題だったが、今日は入りが良かったので自分たちのペースで試合が進められたと思う。
【富士通・篠原恵選手】
今日は出だしから自分たちのペースに持ち込むことができ、最後まで集中力を切らさずにプレーができた。#21間宮選手は中学・高校の先輩ではあるが、絶対に負けたくない。オフェンスではボールを持ったらシュートまで行く、ディフェンスでは決めさせないと思って戦ったが、前半はかなりやられてしまったので、明日の課題としたい。
【JX・内海知秀ヘッドコーチ】
今日は相手の3ポイントに気をつけるよう選手には伝えていたが、それよりも自分たちのオフェンスで前半にトランジションがなく重い展開になってしまった。第1Qに19点、第4Qに21点という相手の得点を見ても、ディフェンスも頑張らないといけない。インサイド中心のパターンが多いので今日は個人だけで攻めているような形になり、ボールの流れが悪かったってしまった。アウトサイドを含め、セットプレー、インサイドプレーだけでなくトランジションの中から流れをつかみたい。
【JX・大神雄子選手】
今日は敗戦となったので反省もあるが収穫もあった。#21間宮のインサイドプレーがよかったので、明日はそれを生かしてアウトサイドの得点をどう伸ばせるかがポイント。シーズン終盤に休んだ分、他の選手が頑張ってこの舞台に立てているのだから、このプレーオフでは最低限の仕事はしたいと思っている。今日は富士通がよかったというよりはこちらが悪かったので、これはいくらでも立て直しができるので不安感は持っていない。気持ちを切り替えて明日の試合に臨みたい。
【JX・間宮佑圭選手】
今日は重い展開となってしまったがそれでもインサイドは自分の陣地と思って体を張り続けるということを意識している。ディフェンスのプレッシャーはそれほど強くなかったが、タフにこられたときにインサイドからアウトサイドに合わせていけたらいいと思う。富士通の#12篠原選手は中学・高校の後輩ということもありやはり意識はするし、絶対に負けられないという思いで戦っている。彼女はとても成長しているし、身長は自分と同じくらいだが手がとても長いというのが武器なので、それにどう対応するかいつも考えて戦っている。