- 2012年2月21日(火)試合情報
-
セミファイナル3・会見コメント
【JX】
<内海 知秀 ヘッドコーチ>
今日はここ数ゲームの中では良い試合だった。選手たちはこのゲームの大切さをわかっていて最後まで集中力を見せてくれた。インサイドとアウトサイドのバランスも良く、ディフェンスを頑張って得点につなげ、流れは良くない中でもシュートを決めきった。リズムが悪いときこそ決めてくるというところが勝ちにつながったと思う。このセミファイナルではけが人もあったが選手たちにはセミファイナルこそ大事なゲームで、ここでしっかり戦うことがファイナルにつながると伝えてきた。このようにいいゲームで終われたことは次のファイナルにつながっていくと思う。昨年はファイナルを最後まで戦っていないので、昨シーズンの分も一生懸命戦いたい。トヨタ自動車は失点が少なく、アウトサイドでの得点力があるチーム。レギュラーシーズンも2勝2敗と五分なので、JXらしいバスケットで昨年の分もいいゲームを皆さんにお見せしたい。
<大神 雄子 選手>
今日は結果を求められていたゲームだったが、内海ヘッドコーチの目標とする80点台の得点、60点台の失点というゲームをがまんの展開ではあったが達成することができて自信がついた。一人ひとりが役割を果たすことができ、チームに勢いがついていいリズムでファイナルを迎えられる。富士通は失点が少ないチームだが、寄りが速く抜かれた後のローテーションもしっかりしているディフェンスで、自分たちが本来やらなければならないものだと思った。3戦目まできてお互いハードになる中、どちらが走るか、がまんできるか、というメンタルの部分が大きかったし、また、離して追いつくという展開が3戦の中で何度も繰り返されたことから、バスケットは流れがあるスポーツなんだと改めて感じた。セミファイナルは全チーム同じスタートラインとはいいながら、受身になっていて、メンタル面がどれだけ大事かということを、富士通といういいチームと戦って改めて知ることができた。今年はオリンピックイヤーでもあるし、各チームが切磋琢磨していかなければならないと思っていたので、このセミファイナルで戦った富士通をリスペクトし、富士通の分も頑張ってトヨタ自動車といい戦いをしたい。
<間宮 佑圭 選手>
がまんの展開を勝つことができたのはファイナルに向けていい経験になった。これだけプレータイムを与えてもらえたのはプレーオフでは初めてだったので、自信を持ってファイナルを迎えられる。2戦目は考えすぎてイメージが崩れてしまったので、今日はあまり考えすぎずに練習どおり気持ちを楽にと思ってプレーした。途中でディフェンスが崩れたときも、先輩に声をかけてもらったり、皆で集まって声を出し合ったりしながら乗っていくことができた。明日からファイナルに向けていい状態で臨めるよう、コンディションとモチベーションを上げていきたい。
【富士通】
<岡里 明美 ヘッドコーチ>
今日は、大神選手の難しいシュートを決めきる力や、全員の選手に満遍なく得点を挙げられたり、気迫、体の強さなどJXのここ一番の集中力と勝負強さを見せ付けられた。(4Qで離されたところでディフェンスが緩んでしまったのは)ドライブはまっすぐ切られてしまったし、ゴール下にもすんなりパスが入ってしまった。チームディフェンスを信条としているが全員が1on1になってしまい、やられてはいけない得意なプレーをさせてしまった。追いつかなければいけないという焦りもあったと思う。富士通は今シーズンは若手を育てながらきたが、今回大きな場を経験する中で、1・2戦は力を発揮できる場面もあったが、今日はできなかった。名木は今回いい働きをしてくれてベテランの力を感じた。チャンピオンチームに対して互角に戦えたという実感は今後のプラスになると思う。
<三谷 藍 選手>
今日は悔しいのひとこと。ただ、レギュラーシーズンの4戦を考えるとセミファイナルでは自分たちの戦いができたと思うので、全体を通してはチームとして成長することができたのではないかと思う。若手にはこれが最終ゲームなので笑顔で楽しもうと声をかけた。
<名木 洋子 選手>
今日もターンオーバーから崩れて相手ペースになってしまった。やってはいけないことをやってしまった。ここ数年のセミファイナルではJXと当たってずっと負けてきているが、緒戦勝てたのに最終的に負けたということはまだまだ足りないところがあるのだと思う。