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2012年5月7日(月)特集

第13回WIリーグ 各賞受賞コメント/ベスト5・ガード部門

野田 裕子(日立ハイテク クーガーズ#11) 2年ぶり2回目

──降格して迎えるシーズン、キャプテンとして気を遣ったことは?
気持ちの面はまったく問題がなく、チームはとても良い雰囲気でした。それよりも東日本大震災の影響が大きくて、寮は住めなくなり体育館も使えない状態。7月中旬まで山梨で(クィーンビーズ)お世話になりました。会社からもさまざまなサポートをいただき、“絶対優勝報告をしよう!”と戦っただけに、悔しいシーズンになってしまいました。
──新しいヘッドコーチを迎え、新たな気持ちで臨んだシーズンの成果は?
個人的にはとてもプラスになりました。棟方HCはガードとして実績がある方ですから、プレーだけでなく、メンタル面でも学ぶことが多かったですね。ゲームメイクで迷ったり、キャプテンとして悩んだりした時も、わかりやすいアドバイスをもらうことができました。新たな気持ちでバスケットに取り組めたと実感しています。
──そんなシーズンで2年ぶりのベスト5。牽引役を果たしたのでは?
う〜ん、素直に喜べないというか……正直、悔しさのほうが大きいですね。キャプテンとしてチームをまとめ、震災の経験をバネに優勝を狙っていただけに、今でも悔しさがこみ上げてきます。得点とアシスト、プレータイムがチーム一だったので、そこが評価されてのベスト5かも知れません。でもやっぱり、個人的な評価よりもチームとして結果が欲しかったですね。