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2013年11月6日(水)特集

【第15回Wリーグ ヘッドコーチインタビュー/第11回】

羽田ヴィッキーズ 星澤純一ヘッドコーチ

Q:今シーズンから指揮を執られますが、チームの第一印象はいかがでしたか?
──高校の監督時代から練習試合をお願いするなど交流がありました。当時、このチームはさまざまな面で制約があり、上位チームと比べると恵まれていないなぁという印象でした。ただ、ヘッドコーチを引き受けるに当たっては、クラブチームとして生まれ変わるタイミングでもあり、逆に「工夫と努力を重ねれば向上できる」というのを証明したいと考えました。地域密着型のクラブチームとして、良いお手本を創ろうと思っています。
Q:ゼロからのチームづくりですが、どのような目標を掲げていますか?
──プロ野球パリーグで、東北楽天イーグルスがチーム創設9年目に優勝。報道を見て感銘を受けたこともありますが、「8年以内にリーグ優勝をする」というのがひとつのテーマです。長いスパンで、試行錯誤を繰り返しながら、地域の方々の応援を受けて一緒に成長していきたいですね。選手は仕事との両立があり、練習時間は短いのですが、それを言い訳にはしません。与えられた環境を感謝し、むしろ集中力を高めて、社会人としての責任感を持って練習に取り組んでいます。
Q:このチームの核となる選手はどなたでしょうか?
──高校の教え子の#11森本由樹が、5年ぶりにWリーグに復帰します。留学経験があり、シャンソンでもプレーしました。多くのこと経験し、ハングリー精神も持ち合わせています。もっとバスケットを究めたいという思いが強く、モチベーションが高いので、チーム全体にいい影響を与えてくれるでしょう。1〜2年ですぐに結果は出ませんが、常に向上心を忘れない、そんなチームづくりを目指します。