- 2015年3月19日(木)試合情報
-
第16回Wリーグ プレーオフ・セミファイナル記者会見 ヘッドコーチのコメント 1
3月16日(月)、3月21日からのセミファイナル開催に先立ち、出場4チームのヘッドコーチ出席の下、記者会見を行いました。
会見でのヘッドコーチのコメントをお届けします。
第1カード JX-ENEOSサンフラワーズvsトヨタ自動車アンテロープス
<JX-ENEOSサンフワラーズ 佐藤清美ヘッドコーチ>
——今シーズンは、終わってみれば定位置の1位でシーズンを終えましたが、トヨタ紡織への敗戦やアイシンAWとの接戦など、若干不安定さも垣間見えたかと思います。ここまでを振り返って、良かった点・悪かった点を上げていただけますでしょうか。
(佐藤)開幕当時のことを考えれば、26勝4敗という数字にはある程度満足しています。ただゲームの内容については、Wリーグで一番ターンオーバーが多かったというところについては反省すべき点かと思います。いい点ということですと、3番ポジションにコンバートした宮澤が期待通りの活躍をしてくれたことと、吉田がある程度プレーできるところまで復活してくれたこと。悪い点というとシューティングガードとして期待していた岡本と大沼の得点が上がってこなかったところが少し残念だったかなと思っています。
——セミファイナルの対戦はトヨタ自動車となりました。リーグ戦では2勝1敗と勝ち越していますが、勝負のポイントはどこになると思われるでしょうか?
(佐藤)いかにトヨタ自動車さんの3ポイントを抑えられるか、ディフェンスをいろいろ変えてくると思うので、それにうちのオフェンスがどう対応するかというところだと思います。
——今シーズン成長したなと思う選手やポイントはありますか?
(佐藤)先ほども名前を挙げましたが、3番にコンバートした宮澤がやはり一番成長したと思います。高校生まではインサイドのプレーヤーでしたが、それがアウトサイドに出てきて50%を越える確率でシュートを決めているということで評価しています。
——対戦相手のトヨタ自動車で要注意、警戒したいという選手がいましたら挙げていただけますか。
(佐藤)全員が3ポイントを打ってくるので全員を抑えなければいけないとは思いますが、その中でも栗原選手、久手堅選手をしっかり抑えられればと思っています。
——— 最後に、ご自身のチームで期待している選手を挙げていただけますか。
(佐藤)先ほども挙げましたが、シューティングガードの岡本と大沼のところがある程度得点を挙げてくれればいいゲームができると思っていますので、この二人に期待したいと思います。
<トヨタ自動車アンテロープス 後藤敏博ヘッドコーチ>
———今シーズンは、開幕戦でJX-ENEOSを破って幸先の良いスタートと思われましたが、下位のチームにも敗戦を喫するなど苦戦が続き、最終節でギリギリプレーオフ進出が決定しました。後藤ヘッドコーチとしてもご苦労が多かったシーズンであったかと思いますが、振り返ってどのように感じられていますでしょうか?
(後藤)1年間リーグを戦ってきましたが、チームプレーがなかなか固まりませんでした。ここ2年くらいまとまって練習ができなかったというと言い訳かもしれないですけど、うちはチームプレーを持ち味としているので、よくなるかなと思ったんですがほとんどできない状態で来ているので、それがこの成績につながったかなと思います。プレー自体の完成度がすべて低いので、どれがいいとか悪いとかではなくてもっと練習しなければいけないかなと思います。
——今シーズン成長したなと思う選手やポイントはありますか?
(後藤)シーズン当初はあまり良くなかったのですが、栗原がプレーも伸びてきましたし、チームを引っ張ってくれるようになってきているので両方の面で伸びてきているのではないかと思います。また、新人の近藤が入団した時のことを考えるとよくやっているのではないかと思います。すごく能力のある選手なのでまだまだ伸びると思っています。楽しみな選手です。
———対戦するJX-ENEOSとは、厳しい戦いになると思われますが、チームとしてはどこにポイントを置かれていますか?
(後藤)昨日(3/15)の試合でも渡嘉敷選手と間宮選手に50点近く取られているので、そこを何とか点数を減らすことができればなと思っています。
———最後に、ご自身のチームで期待している選手を挙げていただけますか。
(後藤)全員に頑張ってほしいと思っています。3ポイントを持ち味とされていますが、栗原・川原・近藤らアウトサイド陣を僕がゴールデンステート・ウォーリアーズのまねをして「スプラッシュ・シスターズ」と勝手につけているんですが(笑)、ノーマークも含めて全く入っていないので、当たっても“一人娘”で、娘が全くいなくなる状態も出てきますから、勝手にネーミングはしていますがそう話題になるように活躍してほしいなと思っています。
(写真左・トヨタ自動車 後藤HC、右・JX-ENEOS 佐藤HC)