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2015年10月4日(日)特集

女子日本代表、オリンピック出場記念インタビュー vol.8

栗原 三佳(トヨタ自動車アンテロープス #24)
 
Q:少し時間が経ちましたが、振り返っていかがでしょうか?
──今大会は少し「自分らしさ」がなかったかな、と思います。3ポイントを打つことはできましたが、決め切れなかったというか……。ディフェンスでもやられてしまったので反省しています。
 
Q:コンディションや気持ちの面で思い当ることはありますか? 緊張していたとか!?
──オリンピック予選もアジア選手権も初めてで、珍しく緊張していたと思います。あまり緊張することがないタイプなんですけど(笑)。今回は、インサイドのマークがきつくなるのはわかっていましたから、その分“頑張らなければ”と、ちょっと気負ったのかもしれません。ただ、誰かが調子を落としても、みんなでカバーし合えるチームで、本当に安定していたと思います。
 
Q:チームの一員として、「優勝」という結果を得ましたが、最も印象に残った試合は?
──ほとんど試合で、みんなの強い気持ちが出せたなと感じています。コート内もそうですが、ベンチも全員が声を出して、とてもいいムードでしたね。ひと声ひと声、気持ちのこもった言葉を掛け合いました。言葉では上手く表現できないんですが、食事の時間も練習の間もよく話をし、とにかく“一体感”がありましたね。
 
Q:決勝は栗原選手も良いシュートがありましたね?
──なかなか結果が出せませんでしたが、決勝はアップから調子は良かったです。チームの雰囲気も最高でした。アップの時、全体的にシュートが入らず「入らない、入らない」って誰かが言っても、すぐに「大丈夫! 大丈夫! シュート入るよ!」って声を掛け合って……そのうち全員で、「入るよ! 入るよ!」って声を合わせる感じでした。そんな雰囲気に、私も乗せてもらえたんだと思います。
 
Q:次の目標はリオ五輪ですが、その前にWリーグではどういうプレーを心掛けますか?
──代表では3ポイントを求められますが、チームに戻ればそれだけではありません。ドライブもそうですし、もっと得点に絡みたいと思っています。新しいヘッドコーチが求めるバスケットを理解し、チーム一丸となって勝利を目指したいと思います。その中で、リーダー的な役割を積極的にこなせればと思っています。
 
Q:そういえば、リオ五輪の出場権獲得で報奨金が出ることになりましたが、使い道は?
──家族で食事とかは考えていますけど、まだ具体的には……そうですね、次はオリンピックでメダルを獲って、プリウスの新車を一括購入できるぐらいの報奨金を目指して頑張ります!(笑)