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2015年11月19日(木)特集

第17回Wリーグ・プレビュー/司令塔

 前節土曜日にはアイシンAWが三菱電機から、日曜日にはトヨタ紡織がデンソーから勝利を挙げました。1次ラウンドも折り返し点を過ぎ、いよいよ後半戦に突入。2次ラウンド上位リーグに進出する5チームを目指して星の潰し合いが始まりつつあります。クォーターファイナルが確定する上位5位にはどのチームが入るのか?注目の試合が続きます。
 
 開幕から連敗が続いている日立ハイテクが、昨シーズン準優勝の富士通に挑みます。
(11/20(金)、11/21(土) @川崎市とどろきアリーナ)
 
 注目選手は、富士通 #10 町田瑠唯。札幌山の手高出身、5年目のガードです。札幌山の手高校時代から年代別日本代表にも選ばれ、2011年のU-19世界選手権で活躍、大会ベスト5にも選出されました。富士通に入るとルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝き順調に成長、昨シーズンは初めてアシスト女王のタイトルを奪うと、今夏、日本代表にも初選出。リオ五輪予選を兼ねたアジア選手権で中国を破って優勝し、3大会ぶりのオリンピック出場を決めました。今シーズンからはチームのキャプテンにも就任。プレー面でも精神面でもチームを引っ張る若き司令塔です。
 
 対する日立ハイテクでは、#13 鶴見彩。白鴎大出身のガードです。ルーキーですが、富士通の町田とは同学年。大学時代はチームをインカレ準優勝に導く原動力となりました。今年7月に行われたユニバーシアード代表にも選ばれ、ベスト4入りに貢献。今シーズンWリーグ入りするとスタメン起用され、チームの司令塔を務めています。さらに今シーズンから日立ハイテクの指揮をとる藪内夏美HCも、現役時代は4年連続でアシスト女王のタイトルを獲得していた名選手。しかも、2008年から6シーズン、指導者として富士通に在籍、富士通の手の内を熟知しています。藪内HCが鶴見を町田に負けない司令塔として育て上げるのか?楽しみです。
  
 試合の勝ち負けもさりながら、選手たちのプレーのひとつひとつにも熱い戦いが繰り広げられます。是非、お近くの試合会場まで足をお運びいただき熱い戦いをご覧ください。
 
(写真左・富士通 #10 町田瑠唯選手/左・日立ハイテク #13 鶴見彩選手)