NEWSニュース

2016年9月23日(金)特集

【AKATSUKI FIVE スペシャルインタビュー Vol.15】

AKATSUKI FIVE 吉田亜沙美選手(JX-ENEOS)


Q:日本代表チームのキャプテンとして、気をつけていたことは何でしょうか?
──ケガをせず、無事に国際大会を終えることでしたが、自分のことは後回しにしても、チームのことを考えるのが一番。今夏の国際大会までは(自分のコンディションを考慮し)上手くセーブをしながら、ゲーム勘だったり、チームの合わせだったりに注意を払っていたんです。「チームに必要なことは何か」「レベルアップすべき点はどこか」と、自分なりの視点でチームを見ていました。



Q:その国際大会は悔しさとやり切った気持ちと半々だと思いますが?
──「楽しかった!」というのが一番です。でも、メダルを狙える瞬間が実際にあったので、そこは悔しいです。ただ、みんなでここまでやって来られた達成感、充実感があります。全員が初めてで良い経験になり、日本代表として自信をつけることができました。複雑な感情ですけど、メダルを獲りたかったな、というのが素直な気持ちでしょうか。


Q:キャプテンとしてしっかりチームを引っ張ることができたと思いますが?
──内海(知秀)ヘッドコーチといろいろなお話をし、一緒にこのチームを引っ張っていきたいと覚悟を決めました。ただ、キャプテンだから何かをしなければ、というのではなく、皆が高い意識を持ったチームだったので、私が皆に助けられましたね。


Q:大会が終わった瞬間はいかがしたか?
──最後のアメリカ戦は、本当にみんなが良い顔でプレーしていて、一番良い雰囲気でした。なんか“バスケが楽しくてしょうがない子どもみたいな感じ”でしたね(笑)。それを見ていて私も楽しかったし、負けはしましたが、アメリカ相手に本気で戦えたのは良かったかなと思います。


Q:次はWリーグですが、気持ちの切り替えは?
──正直なところ、今まで一番難しいシーズンになるかもしれません。だからこそ優勝しなければ、と思っています。今夏は大会期間中、たくさんの声援をいただいること(テレビ中継の反響など)は選手に届いていました。本当に感謝していますし、とても力になりました。今度はそれぞれのチームに戻りますから、オリンピアンたちがチームを引っ張っていく存在になるはずです。もっとWリーグを盛り上げて、バスケットの楽しさをさらに多くの方に知っていただきたいですね。多くの感動や勇気を、私たちのプレーで感じていただきたいと思いますから、バスケットを知らない方はもちろんですが、ずっとバスケを応援してくださっている方は誰かを誘って会場に足を運んでいただければ嬉しいです。