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2014年10月19日(日)特集

第16回Wリーグ・ヘッドコーチインタビュー vol5

シャンソン化粧品シャンソンVマジック  木村功ヘッドコーチ

Q:昨シーズン、プレーオフにあと一歩届きませんでしたが?
──勝てる試合を落としてしまったことに尽きます。特に(同率で並んだ)富士通に連敗したのが響きました。成績を振り返ると、上位チームに勝ち越せなかったのは力不足ということでしょう。得点力は伸びましたが、失点が増えてしまいました。リバウンドやスティールなど、数字は悪くない(ともにリーグ2位)が、ここ一番のシュートを決め切れない、そんな印象でした。
Q:その原因はどの辺りにあると考えていますか?
──オフェンスでもディフェンスでも、パワープレーで挑む選手が少ない。まずは1on1で勝負、これを徹底したいと思っています。たとえミスがあっても、それを取り返そうとするハートの強さが必要なんです。一昨シーズンは、「シャンソンは当たりが強い」というコメントを聞いていたので、また改めて追求しなければなりません。
Q:今シーズン、スローガンに「強気・進化」を掲げたのはそのためでしょうか?
──ポジションごとのバランスは良くなったと思います。ところが、ガード陣は若手が中心で、インサイドも若い選手が多く経験が足りない。 #22 河村美幸がケガで不在となるため、 #1 杉山美由希らの成長に期待しています。中堅クラスの選手が競い合って、チームに良い刺激を与えて欲しいと思っています。ただ、伸びしろは大きく、可能性を秘めた選手が揃っていますから、シーズン序盤に乗って行けば、プレーオフはもちろん、もっと上に行けるチーム。個々の能力を見極め、その可能性を引き出すのは私の役目です。 “強豪復活”はまだ途中の段階ですから、今シーズンはしっかりとした土台を築きたいと思っています。