- 2016年6月6日(月)特集
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第17回Wリーグ・受賞者コメント / リーダーズ・アシスト部門
リーダーズ/アシスト部門
JX-ENEOSサンフラワーズ #0 吉田亜沙美 計147本/Avg. 7.35本 (2年ぶり3回目)
Q:アシスト王は2年ぶりです。個人賞ですが、「アシスト王はゼッタイ私!」と意識しますか?
──タイトルを意識したことはまったくないですね(笑)。チームの中で任された役割を果たすだけです。昨シーズンはケガもあったので……。ウチは他のメンバーがしっかりシュートを決めてくれるので、自然とアシスト数が伸びますよね。タイトルや本数を意識してパスを出すこともないですし、チームプレーの流れの中で普段通りにプレーしていれば、このタイトルにも届くということだと思います。みんながシュート入れてくれたからこその個人賞です(笑)
Q:パスした本数と、アシストとして記録された本数はそれほど差がない。それぞれの選手がきちんと自分の役割を果たしている、ということですね?
──そうです。あとはパスを出す回数が多いだけじゃないですか(笑)
Q:今シーズンはゴール下まで行って、後ろにノールックパスというシーンが多かった印象がありますが、気のせいでしょうか?
──どうでしょうか(笑)、何かが変わったというわけではないですが、パスを出す意識として、アジア選手権を経験して「もっと精度を上げたい」「もっといろいろなパスが出せるようになりたい」という気持ちは強くなりました。ゲームメイクもそうですが、もっと上手くなりたいと思えば、パスの種類を増やさなければなりませんから。それに「観ている人たちに楽しんでもらいたい」という気持ちが強いからでしょうか。
Q:観客に魅せるプレー、という意識があるんですね?
──オリンピック出場を決めてから、注目されることが増えていますから、日本代表のメンバーはみんな、その辺りことを意識していると思います。さらにアピールできるようにステップアップしなければならない、という意識は相当あったので、一人ひとり進化を目指したシーズンだったのではないかなと思います。
Q:それがスタッツに表れて、結果、個人賞にもつながったわけですね?
──そうですね。日本代表チームではいろいろな選手とプレーできるので、「こういう選手がいるんだ」「こういうパスをすればいいんだ」と、自分でも勉強になります。やっぱり楽しいですし、それをまた自分のチームに戻ってフィードバックしたいと思っていたんです。決して狙っていたわけでありませんが、いろいろな意味で手応えを感じられたシーズンになりました。