Wリーグ（バスケットボール女子日本リーグ）公式サイト

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Wリーグ開幕企画として、今シーズンも全12チームのヘッドコーチへ独占インタビューを敢行！
来たるシーズンに向けての意気込みや、現時点でのチーム状況に迫りました。


～一戦一戦の成長が大事～

　アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス【昨季10位】
　一色 建志（いっしき たつし）ヘッドコーチ
　

　少しずつですが戦える状況になりつつあると感じています。若手が伸びて、自信が付いてきました。特に３年目の選手たちがＷリーグに慣れてきたことと、私との意思疎通も深まったからではないでしょうか。今シーズンはチームとして、ガード、フォワード、センターすべてのポジションでレベルアップが必要になります。若さが出ることはありますが、いかに自分たちの時間帯を続けられるかが大切になります。

　昨シーズンの反省として得点力不足があり、リバウンドは取っているのに球際の弱さというか、慌ててミスをしてしまう。ファウルをもらってもフリースローを落としてしまう。それが力のなさです。そういう状況の中で期待したいのが＃12白（ペク）。本当によく頑張りますし、サイズもあって運動能力も高い。ハンドリングのミス、ターンオーバーを減らし、成長を証明して欲しいですね。

　その他、キャリアのある＃11近平ら中堅・ベテランがチームをリードする働きが必要かもしれません。今はまだ手探り状態で、一からチームをつくり上げていく段階ですが、地道な作業の積み重ねで強化を図りたいと思います。結果を求められるのは当然ですが、私自身はトーナメント戦に臨む気持ちで1試合1試合、精一杯尽くして、その結果で何かをつかみたい。一戦一戦の成長が大事だと思っています。

　私自身、Wリーグで指揮を執り始めてキャリアが浅いですから、その部分では未知なところがありました。チームとして基礎的力や土台の部分をしっかり築き、その上で次を目指したいのです。そのためには我慢も必要ですし、選手たちがしっかりキャリアを積み上げてくれればと思います。ベテラン・中堅の力を活かしながら、若手が思い切りよくプレーできるチーム、日々成長するチームを目指します。プレーの質を高めながら、それが勝星につながるよう、チーム一丸となって戦います。