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2019年9月23日(月)特集

第21回Wリーグ HCインタビュー vol.05 (シャンソン:丁海鎰)

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

Wリーグ開幕企画として、今シーズンも全12チームのヘッドコーチへ独占インタビューを敢行!
来たるシーズンに向けての意気込みや、現時点でのチーム状況に迫りました。


~主力の2人を支える若手の成長に期待~



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 丁 海鎰(ちょん へいる)ヘッドコーチ
 

 主力選手が抜けた昨シーズンの成績は、ある意味当然の結果だと思います。今シーズンも選手の入れ替えがありましたから、どうなるかわかりません。ただ、昨シーズンを繰り返すことはしたくありませんから、若手選手を育てていく必要があります。

 私のバスケットは変わることがありません。ハードなディフェンスから速い展開で得点を狙います。より効果的に得点するためには、私のスタイルをよく理解した選手がいなければなりませんが、チームの現状はまだそのレベルに達していないでしょう。ですから今は、選手たちをよく見て、彼女たちは何ができて、何ができないかを見極めるようにしています。その上で、どういうバスケットを目指すべきか、もう一度考えながら取り組んでいます。土台ができれば、その上にいくらでも積み上げることができますから、今は我慢です。

 今シーズンもチームの中心になるのは#6本川と#11谷村で、2人の負担が増えるかもしれません。#6本川のコンディションが良くなり、日本代表に復帰しました。#11谷村は本当に信頼できる選手になりました。メンタルスキルが高く、学生時代のキャリアも十分です。周りの選手によく声を掛けて、チームを引っ張ることができる選手です。この2人と他の選手の差が大きいのは仕方がないことで、個人のスキルもそうですが、私のバスケットをどこまで理解しているかが重要になります。

 頼みの2人は日本代表活動があり、ほとんどチーム練習に参加できません。2人がいないと目指すバスケットの精度を上げられませんから、ぶっつけ本番で開幕を迎えることになるのは仕方ありません。コートの中ではリーダー役が必要で、リーダーのプレーや声の掛け方ひとつで周りのプレーヤーの動きが変わってきます。この2人がいませんから、仕方ないと繰り返しますけど、とても難しい状況です。だからこそ、若手の成長を期待したいですし、もっと多く勝てるようにチーム全員で頑張ります。


▼丁 海鎰HC プロフィール
https://www.wjbl.org/headcoach/?rs=554&ci=10

▼シャンソン化粧品シャンソンVマジック チーム情報
https://www.wjbl.org/team/?bid=11