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2020年4月29日(水)特集

第21回Wリーグ表彰者【アシスト】町田瑠唯(富士通)

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

Wリーグ公式WEBサイト恒例企画!
第21回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者へ独占インタビューを敢行!
今シーズンの活躍の裏にあったそれぞれの想いに迫ります。
本日より随時公開していきますので、お楽しみに!

初日お届けするのはこちらの選手です!

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第21回Wリーグ リーダーズ表彰者インタビュー



「チームメイトの次のプレーを考えた“優しい”パス」

リーダーズ【アシスト】部門
第1位・計125本(Avg.7.81本)
町田 瑠唯(まちだ るい)
(富士通レッドウェーブ #10)
※3年連続4回目の受賞

──アシスト賞は3年連続4回目の受賞になりました。このタイトルは誰にも渡したくないのでは?

「正直、数字や受賞のことを気にしながらプレーしているわけではないので(笑)。チームのためにゲームをコントロールして、勝利に導くことを一番に考えています」

 

──アシストはパスをした選手がシュートを決めなければ数字が増えません。パスをする際、最も気を配っていることはなんでしょうか。

「思いやりのあるパスでしょうか。 パスを受けた選手がシュートを打ちやすかったり、次の動きがしやすかったり、どうしたいかを考えながら優しいパスをすることですね」

 

──バックコートからフロントコートまで、ボールをプッシュしながらパスを出すまでの間は、かなりキョロキョロしているんでしょうね。

「やはりコート全体を見ています。富士通のオフェンスはフリーランスなので、誰がどこでカッティングするとか、誰がどういうタイミングで裏を突くとか、そういう場面は見逃したくないです。だいたい誰がどういうプレーをするのか、何を狙っているのか、というのはわかりますから、じっと見ながらというよりは感覚でわかっているというか……日々の練習からそうですし、常にコミュニケーションを取ることが大切です」

 

──ずっと大切にしてきたことを、毎年確実に続けていくわけですね。

「チームメイト一人ひとりの動きやプレー特徴はしっかり把握しなければなりません。その上で、どれだけ味方の選手の力を引き出せるか、それを考えながらプレーしています。ただ、ポイントガードとしてアシストばかり意識しているわけではありません。国際試合を数多く経験する中で、海外のPGを見ていると『点が取れる』選手が多いと感じています。得点力があると(私のことを)相手が警戒すれば、それだけマークを引き付けることができ、味方のチャンスを活かせます。今シーズンは得点に絡むことを意識してプレーしました」

 

──新型コロナウィルス感染拡大の影響で、最後までプレーすることはできませんでした。応援して下さったファンのみなさんへメッセージをお願いします。

「今シーズンはこういう形でシーズン終了となってしまい、楽しみにしてくださったファンの方々には申し訳ないですし、私たちも非常に残念に思っています。来シーズンまたみなさんと元気な姿でお会いできるように頑張りますので、くれぐれも体調には気をつけて過ごしていただければと思います」