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2020年9月4日(金)特集

第22回Wリーグ HCインタビュー【シャンソン化粧品シャンソンVマジック】

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

毎年恒例の開幕前ヘッドコーチインタビュー。
全12チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況や
来たるシーズンに向けての意気込みを聞きました。


「フィジカルとシュート力を鍛え、『若さ』で勝負」



 シャンソン復帰は14年ぶりになります。当時との違いといえば、Wリーグ独自の選手移籍方法があることでしょうか。ただ、今は開幕前でロスターも決まっていますから、それ自体が大きな変化だと実感しているわけではありません。プレーの面ではかなり進化していると思います。例えば「3Pシュート」。私が現役の頃はありませんでしたが、近年のバスケットではアウトサイドの得点力が求められます。Wリーグでもそれを強みしているチームが増えているのではないでしょうか。

 ヘッドコーチ就任に際して選手たちに求めたのも、しっかりした身体作りとシューティング力。練習ではシュートを打ち込んでいますし、現在のチーム力から考えても、シューティング力の強化は最重要課題だと捉えています。身体づくりはすべてのプレーに必要な要素であり、基本中の基本。オフェンスでもディフェンスでも当たり負けしないよう、シューティング力の強化とともに重点を置いて取り組んでいます。

 昨シーズンと比べると今シーズンは選手の移籍があり、かなり平均年齢の若いチームになりました。キャリア不足が心配されるかも知れませんが、「若さ」を活かすための工夫をしています。全員で戦うバスケットを披露したいですし、ディフェンス力の強化に努め、今までにない戦略の変化を披露したいと思っています。

 若いチームを引っ張るのがキャプテンの小池で、リーダーシップを常に発揮してくれることを期待していますし、きっと期待に応えてくれるでしょう。また2番、3番の選手たちには、先ほども言いましたが得点力を高めてもらいたいと思います。インサイドに関しては、現役時代に日本代表でも活躍した鵜澤 潤アシスタントコーチが就任しましたから、センター陣の強化のためのアドバイスや個人練習等を任せています。

 現在はコロナ禍にあり、直接ファンのみなさまにお会いすることはできませんが、女子バスケットの細かな技とパワフルな動きを観ていただける日を楽しみにしています。この逆境を乗り越えていきましょう。シャンソン化粧品の応援よろしくお願いします。