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2020年9月5日(土)特集

第22回Wリーグ HCインタビュー【日立ハイテククーガーズ】

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

毎年恒例の開幕前ヘッドコーチインタビュー。
全12チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況や
来たるシーズンに向けての意気込みを聞きました。


「新たな気持ちでチャレンジ。リーグに新風を!」



 Wリーグで指揮を執るのは9シーズンぶり。嬉しいですし、光栄なことだと思っています。ここ数年は北海道(Bリーグ)の活動と重なり、あまり見る機会はありませんでしたが、変化が大きいと感じているのが欧米からヘッドコーチが来日していることです。今やWリーグのバスケットは欧米スタイルも取り入れ、選手たちはそのスタイルに十分に対応できることと思っています。

 こういう傾向は歓迎すべきことで、私たち日本人ヘッドコーチが欧米スタイルを打ち破るための努力が求められますし、海外から来日するヘッドコーチたちが、自分たちのスタイルを推し進めながらも、いかに日本人選手の特長を引き出していくかが大きなポイントになると思います。それがWリーグ全体のレベルアップにつながり、日本の女子バスケットが、さらに世界に近づくための相乗効果を生むはずです。世界で戦ってきた実績のあるヘッドコーチたちと、再び同じコートで対戦できるのがとても楽しみです。

 チームの仕上がり具合ですが、正直なところ「まだまだです」と答えるしかありません。というのも、現状のチーム状況を評価するためには他チームとの対戦が不可欠ですが、まだ十分にできていません。通常であれば体力づくり、個人のスキルアップ、チームの連係など、合宿等で段階を踏んでいきますが、その点では難しい状況でした。とはいえ、そこは他チームも条件は同じ。未知数の部分もありますが、このチームで迎える1年目ですから、選手・スタッフが一丸となってチャレンジする気持ちを前面に戦って行きたいと思います。実績のある選手が移籍で加入し、既存の選手やルーキーたちは大いに刺激を受けていますから期待感は高いです。

 コロナ禍で大変な時期だからこそ、我々はバスケットという競技に対して情熱に持って取り組んでいる姿を見せなければなりません。応援してくださるファンのみなさんも、選手たちに対してより一層の応援をお願いしたいとも思います。