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2020年9月7日(月)特集

第22回Wリーグ HCインタビュー【トヨタ紡織サンシャインラビッツ】

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

毎年恒例の開幕前ヘッドコーチインタビュー。
全12チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況や
来たるシーズンに向けての意気込みを聞きました。


「自信を得た昨シーズンを踏まえ、さらなる前進を



 新型コロナウイルスの影響で昨シーズンは途中終了となりましたが、これまでの最高順位で、年々良くなっていると選手たちは感じているのではないでしょうか。私も上位チームと接近して来たという印象を思っています。地力が付いてきた証か、上位が相手でも気後れせず、引けを取らないプレーができるようになっています。最近は欧米人のコーチが指揮を執るケースが増えていますが、我々が50年、60年かけて続けてきた日本のバスケットのほうが良い、ヨーロッパやアメリカのバスケットよりも(日本人の選手たちに)フィットしているはず、という気持ちもあります。

 今シーズンのロスターは新人4名、移籍1名が新加入ですが、新人はアーリーエントリーで活動を続けていますし、移籍の白選手も実績のある選手。昨シーズンからのスターターは健在で心強く感じていますし、そこに新戦力が割って入る可能性も十分です。そうなれば、チーム内の競争が激しくなり、戦力アップは間違いないでしょう。

 コロナ禍の中ですが、幸い練習は思った以上にできているのではないでしょうか。個人技に優れた若い力が躍動し、チーム全体が大いに刺激を受ける場面が増えています。しかし今はそこに頼るのではなく、我々が目指すバスケット「1人ひとりボールシェアを平等にして、みんなでやって行こう」という意識の共有に努めています。みんなが活き活きとプレーすることが大切で、バスケットはチームスポーツなんだと全員で再認識しています。

 もうひとつ強調しているのは“元気にプレーする”ということ。ミスや上手く行かないことがあっても落ち込んだり、萎んだりしない。とにかく元気にやろう、元気にできれば今シーズンも大丈夫だと思いますから、ベスト4からさらに上の成績を目指したいと思います。

 新型コロナウイルスの感染拡大で大変な状況が続きます。Wリーグの一員として、選手・スタッフ、チームはそれぞれ感染予防に細心の注意を払いながら日々頑張っています。ぜひこれまで以上のご声援を頂ければ大変心強く嬉しく思います。