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2021年10月22日(金)特集

第23回Wリーグ HCインタビュー【日立ハイテク クーガーズ】

いつもWリーグに温かいご声援いただきありがとうございます。

毎年恒例のヘッドコーチインタビュー。
全13チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況やシーズンに向けての意気込みを聞きました。


あと一歩に迫った〝ファイナル4〟へ




 今シーズンも大きな変化はなく、トランジションを前面に出した、我々の走るバスケットを継続していきたいと思っています。昨シーズンのメンバーから、主力だった曽我部奈央、鈴木知佳両選手が抜けたため、経験値では少し劣ってしまうかも知れません。ただ、昨シーズンの成績を踏まえ、選手は自分たちのプレーに自信を付けました。そういった意味では、若手だけではなく、中堅クラスの選手たちが確実にステップアップしていると感じています。

 このチームは谷村里佳が中心ですし、彼女を中心につくり上げてきたチームで、そこは変わりません。また、北村悠貴も柱の1人として活躍しており、この2人を核にしながら、中堅クラスの星佳那恵や白鞘郁里らがチームを支える存在になってくれるはずです。

 コロナ禍ということで練習ゲームができず、日々積み重ねてきた練習の習熟度、チームの完成度がどうなのか評価しづらい面がありました。特にベテラン選手が抜けた分、経験値を上げる意味では、練習ゲームをもう少し行いたかったというのが正直なところです。

 ただ、先に挙げた選手以外にも、ルーキーのポイントガード、船生晴香が良い働きをしてくれると期待しています。先輩PG・鶴見彩とともに、お互いの持ち味を発揮しながらゲームの流れをつくり、チームをコントロールしてくれるでしょう。

 チームとして、昨シーズンはプレーオフを経験したのが良かったですし、ベースの部分がアップしたのは間違いありません。私自身、昨シーズンの就任以来、目標は「ファイナル4」と言い続けています。まずはそこを目指して戦って行こう、チームを作って行こうという思いはみんなで共有しています。

コロナ禍でどうなるかわかりませんが、もし体育館にお越しいただく機会がありましたら、みなさんの応援で選手たちを支えていただければと思います。今シーズンもよろしくお願いいたします。