- 2025年5月27日(火)特集
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【インタビュー】Wリーグ2024-25表彰者 栗林 未和(東京羽田)
いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年もWリーグ公式サイト恒例企画として、表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰された選手に、2024-25シーズンを振り返ってもらいました。
Wリーグフューチャー
レギュラーシーズンベスト5〈センター〉 初受賞
栗林 未和(東京羽田ヴィッキーズ#77)
──プロフィールを拝見すると、キャリア初の優勝でしょうか。
栗林 優勝はやっぱり気持ちがいいものですが、今回の優勝は過程でしかないと思っています。ただ、チームとしてはすごく盛り上がりましたし、ファンの方々やたくさんの人が喜んでくださったので、それはすごく良かったと思います。
──萩原(美樹子)HCは栗林選手について、「サイズがあり、センターらしいセンター」と評価されています。自分がやるべきこと、これだけは絶対負けないよう取り組んできたことはありますか。
栗林 やっぱりリバウンドには意識を置いていましたし、ゴールを背にしてボールをもらうプレーはチームの起点になります。チームメイトもそれは狙っていますから、回数を増やそうという意識はありました。サイズがある分、求められる役割は明確ですけど、自分の中ではあまり限定し過ぎないというか、相手に的を絞らせないように、「これが一番得意なプレー」って言い切らないことが逆に良いのかなって思うところもあります。ポストアップしてボールをもらったら振り向いてジャンプシュート、あるいはドライブで切れ込むことも……。そこは信頼を得ながら、もっとプレーの幅を広げられるよう努力し続けたいと思います。
──Wフューチャーで戦ったこの一年で得たものは何だったのでしょうか。
栗林 「勝ち」に対する捉え方というか、以前は「どうして負けたんだろう」という思いが強かったんですが、このチームでは「負け」をしっかり受け止めて次につなげる。勝ったらみんなが喜び合って共有できますから、その「勝ち」をどうやってたぐり寄せるのかがテーマのひとつだったと感じています。Wフューチャーで戦って、勝ち切るチームになること。そこをみんなで追求できたシーズンでした。Wプレミアでは、これをベースにトライしなければなりません。
──来シーズンに向けて、課題だととらえているところはありますか。
栗林 Wフューチャーは機動力で戦うチームが多かったと感じています。でもWプレミアはサイズのある選手がたくさんいますし、これまで以上にセンターらしいセンターにならなければいけないと思います。何を武器に戦っていくのかをもう少し明確にし、極めていく。さらなるステップアップを求められると思いますが、それはモチベーションになりますし、もしこてんぱんにされたとしてもどうにか考えながら挑み続けます。綺麗なプレーじゃなくていい、がむしゃらにプレーする、そういうマインドはWフューチャーでやって来て、ちょっと変わりましたから。
──最後に、ファンのみなさんにメッセージをお願いします。
栗林 ヴィッキーズファンの応援はもう一番です。また一段と輝けるように一緒に戦ってもらえたら嬉しいです。遠征が大変になるかも知れませんが、一緒に来てくれますよね(笑)これからも応援よろしくお願いします。