- 2025年5月27日(火)特集
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【インタビュー】Wリーグ2024-25表彰者 髙原 春季(東京羽田)
いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年もWリーグ公式サイト恒例企画として、表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰された選手に、2024-25シーズンを振り返ってもらいました。
Wリーグフューチャー
レギュラーシーズンベスト5〈スモールフォワード〉 初受賞
髙原 春季(東京羽田ヴィッキーズ#31)
──Wフューチャー優勝で自動昇格、ベスト5も受賞されました。少し時間が経ちましたが感想をお聞かせください。
髙原 目標に挙げていたのが絶対に優勝して自動昇格すること。みんなでそこに向かって進んで行けましたが、本当にみんなでもがいて、決して簡単じゃなかった。勝ち続けることの難しさをすごく感じました。
──今回の受賞はどういうところが評価されたと受け止めていますか。
髙原 私自身、2019年に右膝前十字靭帯を断裂し、20年に復帰。翌年、今度は左脚も断裂してしまい、また1年間リハビリをしてようやく復帰……今シーズン、プレーしていて感じたのは、大好きなバスケットを不自由なくできることがこんなにも幸せなんだなってことです。シーズン中は辛いこともありましたけど、心から楽しみながらプレーさせていただきました。
──ご自身が果たそうと思っていた役割、萩原(美樹子)HCから指示を受けていたのはどういうことでしたか。
髙原 副キャプテンをやらせていただきましたが、プレー面では得点を取るのが仕事。日によって入る、入らないはありますが、いかに波を作らないようにするか、コンスタントに点が取れるようにするかを考えながら練習していました。
──Wフューチャーで戦う難しさはどう感じていましたか。
髙原 私は身長173㎝のSFですが、昨シーズンまでは同じくらいか、私より大きい選手とマッチアップすることが多かったんです。Wフューチャーだと、私より10㎝ぐらい小柄な選手とマッチアップすることがあり、スピードでやられてしまう。シーズン当初は苦戦しましたが、お陰で少し動けるようになり、今はディフェンスの対応力が付いたと感じています。
──来シーズンはWプレミアですが、意気込みをお聞かせください。
髙原 ヴィッキーズというのは、誰もがチームメイトに絶大な信頼を置いていて、チームバスケットそのものっていう感じです。「誰が出ても大丈夫!」っていう信頼感が本当にあります。みんなで同じ方向を向いて進んでいけば勝てるチーム、魅力あるチームだと思っています。昨シーズンまでは上位チームに競ることはあっても、なかなか勝ち切ることができない。それは勝ち癖がないから、勝ち方がわからないみたいなところがあったんですけど、今シーズンはWフューチャーで、もちろんWフューチャーでも競るんですけどそこで勝ち切れるようになりました。その積み重ねで、勝負どころの戦い方や、競っていても大丈夫だと思えるメンタルが身に付いたと思います。Wプレミアは簡単ではないし、強いチームや素晴らしい選手がたくさんいますが、また違うモチベーションでチャレンジしたいと思います。
──ケガのお話がありましたが、コンディションはいかがですか。
髙原 まだスピードを出し切れないところがあって、100%とは言い切れません。でもそれは、伸びしろということで受け止めています(笑)
──前向きにとらえているんですね。来シーズンも活躍をお祈りしています。
髙原 ありがとうございます!