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2025年10月9日(木)特集

2025-26開幕特集 ヘッドコーチインタビュー【東京羽田ヴィッキーズ】

いつもWリーグに温かいご声援いただきありがとうございます。

毎年恒例のヘッドコーチインタビュー。
全15チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況やシーズンに向けての意気込みを聞きました。


東京羽田ヴィッキーズ 萩原美樹子ヘッドコーチ

ケガで不在の仲間の分まで、みんなでチャレンジ


──昨季はWフューチャーで戦い3敗のみ(22勝)。チームの戦いぶりはいかがでしたか。
昨季は1位になれば入替戦を経ずWプレミアへ昇格できる、それが大きかった。その前年度もベスト8、プレーオフ進出をめざしながら果たせず、「絶対1位」という強い気持ちがチーム・選手にありました。「悔しさ」と「自動昇格」というのがモチベーションにつながったと思います。

──チームで追求していたバスケットは上手く表現できたのでしょうか。
Wフューチャーは全体的にサイズがありません。私たちは#77栗林未和の存在など、少しアドバンテージがあったと思いますし、そこは活かせました。

──いよいよWプレミアでのチャレンジになりますが、心境はいかがでしょうか。
昨季はみんなが頑張って、天王山ともいうべき三菱電機戦で連勝、それで1位を確保しました。ファンのみなさんも後押しをしてくださり、みんながひとつになって山を乗り越えた感覚がありました。その勢いを持ってWプレミアに挑戦していく、そういうイメージで準備を進めていたんですが、ケガ人が出てしまって……昨季の戦力そのままというわけではないので、現状は苦しいところです。

──主力の3名選手が不在になります。その中でどういうチームづくりをめざしますか。
大事な局面でチームをよく支えてくれた選手たちですから、不在は相当痛い、軌道修正が必要になります。取り立てて速くはなく、サイズがアドバンテージにはならない。ただ、ペースをつかんで乗った時は強さを発揮します。いかに乗せていくかが私の役目ですし、#12本橋菜子、#22加藤優希らバスケIQの高い選手たちがいますから、その選手たちを中心にどう組み立てていくのか、その手腕が問われると思っています。

──Wプレミアで戦いますから、選手たちのモチベーションは高いと思います。
昨季から継続の選手が多くいますから、戦術面では継続性はあります。共通認識は変わらず、高いレベルを保てていますから、あとは気持ちの問題で、どれだけ自分たちのリズムで戦えるか、モチベーションは大事になります。

──ファンのみなさんにメッセージをお願いします。
チャレンジします! Wフューチャー代表として戦う気持ちも大切に、ファンのみなさんを力づけるようなプレーをお見せしたいと思います。声援が何よりの力になっています。今季もまた同じ景色を一緒に見られるように頑張りますので、変わらぬ後押しよろしくお願いいたします。