NEWSニュース

2012年2月25日(土)試合情報

ファイナル記者会見コメント・トヨタ自動車

<チョンヘイル ヘッドコーチ>
−−セミファイナルを振り返って
皆さんご存知の通り、デンソーさんにはオールジャパンのセミファイナルで負けているので、ファイナルに出るということよりはデンソーさんに絶対に負けたくないという思いの方が強かった。選手にもこれ以上負けたらダメだぞ、と話し一緒に考えて試合に臨んだ。2戦で終わることができてよかった。
−−対戦相手はリーグ戦で2勝2敗と五分のJXとなったが、気をつけたいところは
いっぱいあります(笑) 3年連続でファイナルに出ているが、試合は4試合しかしていない。1回目は私もチームもファイナルは初めての経験だったので雰囲気や流れが何もわからず、まず気持ちだけががんばろう、がんばろうとなってしまい、3連敗となってしまった。昨年はその前の経験をもとによし、がんばろうと思ったが、1試合終わったところで震災があり残念な気持ちで終わってしまった。JXさんとの戦いはやりづらいが、少しでも長く、できれば5戦まで戦いたい。
−−今シーズンのJXをどう見ているか
戦い方どうこうよりも、JXさんはこういった大舞台に慣れているので、そういう気持ちが一番怖い。トヨタはファイナルでは一度も勝てていないが、毎年毎年今年は大丈夫だろうと思っても自分なりに準備したつもりでも、何か目に見えない力が働いている気がする。そういった、いつも優勝している選手たちの気持ちや自信が怖い。セミファイナル第3戦を見ても3ポイントは1本だが、2ポイントで80点の得点を稼いでいる。わかっていてもいくら守っていてもリバウンドや多彩なセンター陣にやられてしまう。これから準備して対応したい。
−−5戦まで長く、というコメントがあったが、JXに勝つのは5戦必要なのか、それとも5戦まで持ち込む、という算段なのか
お話しているように、我々はリーグでもオールジャパンでも、ファイナルという試合でまだ1勝もできていない。まずは1勝するのが一番大事。この舞台で優勝するのには第1戦が一番大事かもしれないがもしそれを負けても、2戦目か3戦目かどこかで1回勝てればたぶん流れが変わるのではないかと思う。できれば長く長くやりたい。
−−自チームで期待している選手は
(少し考えて)矢野さん・・・がんばってほしいです。

<久手堅笑美選手>
−−セミファイナルを振り返って
チョンさんもおっしゃったように、オールジャパンで負けたデンソーさんを相手に2連勝できたのはチームとって自信になった。ディフェンスの面では2試合とも得点を抑えきれたが、オフェンス面で得点が伸びなかったので修正してファイナルではオフェンス・ディフェンスともしっかりできるようにしたい。
−−JXと対戦するにあたり、ポイントガードとしてどこをポイントにして組み立てたいか
JXさんは私とマッチアップする大神選手を中心のチームなので、まずは自分自身がディフェンスでどれだけ抑えてそれをオフェンスにつなげるかというところがポイントだと思う。
−−ファイナルへ向けての意気込みを
一昨年のファイナルは初めてだったこともあり緊張だけで何もできなかったという悔しい思いもあるし、昨年は東日本大震災で途中で終わってしまったという悔しさがあるので、そういう思いも含め今年は3回目ということもあるので例年よりは少しは緊張感もほぐれると思っているし、その中でどれだけ自分が冷静にプレーできるか。チョンさんが言われるとおり1戦でも多く、5戦目までいけるようにがんばります。

<矢野良子選手>
−−セミファイナルを振り返って
オールジャパンでの失敗があって自分たちにできていないことは何かと反省し、対戦カードが決まる前からデンソーさんとセミファイナルで当たるのは予想できたことなので、オールジャパン後はデンソーさんとセミファイナルで戦う準備をしてきた。そのかいあって、オフェンスはあまり点数は伸びなかったがディフェンスの方が効いて相手を勢いに乗せることなく2連勝できたので、練習してきたことが結果に現れたということが、チームにとっては自信になった。しかしオフェンス面では自分たちのアベレージにはまだまだ届かない得点だったので、そこはこれから修正していかなければいけない点だと思っている。
−−過去何度もファイナルの舞台を踏んでいるが、トヨタでの優勝がまだない中で、チームとして足りなかったもの、これをやれば勝てるというものがあれば
自分たちのチームに今足りないところは、相手に向かっていく気持ち。どうしても大舞台になってくると緊張してなかなか自分のプレーが出せないという選手が多いので、その部分を含め試合に出る選手たち個人個人がその緊張感を打ち破って欲しいなと思っている。しかしそういう選手たちがいる中でもやらなければいけないという状況なので、私はその選手たちのフォローができればいいなと考えている。
−−ファイナルへ向けての意気込みを
こうやってファイナルに上がってきて、昨年は1試合で中断してしまったので、やるんだったらもう一回JXさんとファイナルを戦いたい、昨年の決着をつけたいなということを私たちも思っていたので、両チームともこうして無事にファイナルまで上がってこられたので自分としてはJXさんに胸を借りるつもりでこのファイナルを1戦でも多く戦いたい。