- 2013年10月29日(火)特集
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【第15回Wリーグ ヘッドコーチインタビュー/第2回】
トヨタ自動車アンテロープス・後藤敏博ヘッドコーチ
Q:昨シーズンは4年連続のファイナル進出、オールジャパン初制覇という好結果でしたが?
──昨シーズンの結果を土台に、プラス材料があれば問題なかったのですが、残念ながらケガ人が出てしまいチームコンディションは今ひとつ。5on5もままらなず、練習内容を工夫しながら何とか戦えるようになってきた状態です。Wリーグでのプレー経験で言えば、まだ「若い」チームなので、安定した力を発揮できるとは限りません。オールジャパン優勝という結果に慢心することなく、ファイナルの結果も踏まえて、選手・チームを良い方向へ持って行きたいと考えています。
Q:若手の活躍が目を引きましたが、まだまだ伸びしろがある?
──#22森 ムチャ、#24栗原 三佳らは良い働きをしました。ただ、今シーズンもコンスタントに結果が残せるかどうかは未知数です。キャリアという点では、まだまだこれからでしょう。#14冨崎 里奈はベテラン#15池田 麻美の代わりとして期待していましたが、故障で離脱してしまったのは計算外です。
Q:今シーズンはFIBA ASIA(世界選手権予選)の関係で日程が詰まっています。戦い方に変化ありますか?
──条件はどのチームも一緒です。先ほども言いましたが、チームコンディションが不安定なので一戦一戦、目の前の試合に集中するだけ。ただ、昨シーズンのファイナルでは、ガチンコ勝負で1勝でき、選手は手応えと自信を得たのは間違いないでしょう。良かった時の感触を思い出しながら、「自分たちもできる」というモチベーションにつなげたいですね。もちろん、目標はリーグ初制覇ですが、まずはその挑戦権を得るために、プレーオフ進出を確実に勝ち取る戦い方をしたいと思います。