- 2013年10月30日(水)特集
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【第15回Wリーグ ヘッドコーチインタビュー/第3回】
富士通レッドウェーブ 藪内夏美ヘッドコーチ
Q:昨シーズンは、ルーキーのヘッドコーチとしてプレーオフ進出を果たしましたが?
──これまで経験してきたことを選手たちに伝え、各々が試合で使えるようにしたいと思っていました。これまでとは違うスタイルだったり、違う考えた方だったりと、選手たちが戸惑うこともあったかも知れません。それでももともとポテンシャルの高い選手たちですから、この1年で土台はできたと手応えを感じています。
Q:その土台の上に、さらに積み重ねたいのは何でしょうか?
──昨シーズンで言えば得点力。そこを克服するため、今シーズンはオフェンス回数を増やすバスケットを目指しています。トランジション、ファーストブレイクを強調し、チーム全体に意識づけして来ました。良い素材(選手)が集まったとしても、そこに最適な味つけをするのはHCの役目。選手一人ひとりの持ち味を引き出し、チームとして力を発揮できるようにしたいですね。
Q:若手、中堅、ベテランとバランスの取れたメンバー構成だと思いますが?
──確かにその通りだと思います。あくまで若手主体でシーズンに臨みますが、ベテランが控えているのは何かと心強いもの。多少リズムが悪くなっても、修正する力がありますから。
Q:その中でも期待する選手と言えば?
──ポイントガード#10町田瑠唯とスコアラーの#0長岡萌映子。このラインがしっかりしていれば大崩れすることはありません。開幕時期や対戦カードなど、変則的な部分がありますから、メンタル面も注意しながらチームコンディションの維持を徹底します。また、HCがワクワクしていなければ選手たちはリラックスできないでしょう。私自身、笑顔で開幕を迎えたいですね。