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2013年10月31日(木)特集

【第15回Wリーグ ヘッドコーチインタビュー/第5回】

三菱電機コアラーズ 山下雄樹ヘッドコーチ

Q:昨シーズンは惜しいところでプレーオフを逃しましたが?
──悔しい思いはありましたが、2年連続で5位をキープできたことを評価しています。着実に地力が付いていることを実感し、切り替えは早かったですね。ただ、ベスト4の壁の厚さも思い知らされていますから、今シーズンは3度目の正直、何としてもプレーオフ進出を勝ち取りたいと思います。
Q:そのために、今まで以上に選手に求めていることはありますか?
──技術面では結果が出て来ましたから、次はメンタル面。大事な場面でシュートを決める、リバウンドに絡む、簡単なミスをしない……といった精神的な粘り強さです。その点では、日本代表組は良い経験をしており、#3宮元美智子がアグレッシブにシュートを狙うようになったり、#24王新朝喜が自信を持ってペイント内でプレーしたりしています。チームのスローガンとして、“勝利への意識改革”を掲げ、昨シーズン以上の成績を目指しています。
Q:日本代表に3選手を送り出し、レベルアップにつながった?
──代表選手に選ばれた選手たちは刺激を受けています。ただ、主力3名が抜けた状態でのチームづくりは、私が未経験で少し不安でしたね(笑)。この機会に6番手の選手のレベルアップを図りましたが、#5池谷悠希、#11佐藤梓、#15藤井香苗、#33松島有梨江、#45渡邉亜弥らは期待通りの成長を見せ、チーム力の底上げにつながっています。
Q:長丁場のシーズンが始まりますが、心意気をお聞かせください?
──開幕直後の4試合で、富士通、JX-ENEOSという強豪チームと対戦します。真っ向勝負を挑み、どこまでやれるかチャレンジしたいですし、スタートダッシュにつなげる気持ちで臨みたいと思います。