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2015年9月30日(水)特集

第17回Wリーグ・ヘッドコーチインタビュー vol.11

JX-ENEOSサンフラワーズ  佐藤 清美ヘッドコーチ
 
Q:日本代表組がチームに戻り、ようやく全体練習に入れたと思いますが?
──例年のことですから慣れていますが、やはりコンディションが一番心配です。体力面もそうですが、メンタルも含め、いかに良い状態で開幕を迎えられるかがポイントになります。しかも、今シーズンは #10渡嘉敷来夢の合流が直前になりましたから、体調などしっかりケアしてあげなければと思っています。
 
Q:日本代表組が中心になるとはいえ、他の選手にとってはアピールするチャンスがある?
──そうですね、皆、その辺りの意識は高いので、チーム内で競い合えれば良いと思っています。例えば、ポイントガード #32 宮崎早織は安定感が増してきましたし、#23 大沼美琴はアウトサイドの確率が上がり、ドライブを積極的に仕掛けるようになりました。#22 中村優花は「ヤングハヤブサ」に参加して自覚が高まったようで、持ち味のスピード、体の強さを生かしたプレーに磨きがかかっています。ケガから復帰した #3山田愛の成長にも期待しています。
 
Q:昨シーズンに比べ、変化があって手応えを感じているところは?
──インサイドの力は自信を持っていますが、渡嘉敷がWNBAでアウトサイドのプレーにトライし、日本代表では#52 宮澤夕貴が3番ポジションで結果を残しました。攻撃のバリエーションは間違いなく多彩になっていると確信しています。
 
Q:昨シーズンは前半戦で星を落とすなど、苦しい場面もありましたが?
──前半戦はできるだけ主力に無理をさせず戦えればと思います。ヘッドコーチが代わったチームは未知数ですが、われわれは自分たちのバスケットに徹するだけ。オリンピック出場が決まり、周りの期待はますます大きくなっていますから、声援を励みに連覇を伸ばせるように頑張りたいと思います。